お母さんはハカンのことが大好きだったの。
25話のあらすじ
ハカンは酒を飲んで荒れています。トゥランがやってきて、大事にいたりかねない危険な状況だった、最後に残った守護龍を●すと言った女性を炎の谷に送るべきだという声が上がっていると伝えにきました。
母親にそんなことはできないと激怒するハカンでしたが、先代大王の遺体を10年も冒涜し、今度は大王の命まで脅かしているとなれば、大臣たちも黙ってはいられないのでした。
→「略奪された花嫁」はebookjapanでも読める!25話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ハカンの気持ちもわかるけれど、大臣たちの言うこともわかる。
もし守護龍がいなくなったらタヤールが滅亡するかもしれないのだから、ハカンの命を危険にさらしたアダー様を、いくら母親だとはいえ、生かしておくわけにはいかないと思うのは、部下として当然だと思います。
いっそのことあの日、自分が死んでいれば母は満足しただろうと言うハカンがせつないな。
こんなときこそルシナにそばにいてもらったらいいのに!
と、ルシナはその頃、まだギライに口説かれていました。
でも、ギライに褒められてもなぜかときめかないルシナ。直接ハカンと話をすると言って、その場を立ち去ります。
アダー様が錯乱しているのは、ギライの黒魔術でしょうか。
あれだけ大騒ぎしていたのに、赤いぬいぐるみを見た途端、正気に戻ります。
ライカンは自分との約束を守るため、ハカンを守ろうとして死んだのだと思い出しました。
アダー様、ハカンのことが大好きだったんですね。当たり前か。
ライカンは大王だから怪我をしても仕方ないけれど、ハカンが怪我をするなど耐えられないと。
弟の方はいつまで経っても子供みたいで可愛くて仕方なかったんですね。
それほどまでに可愛がっていたハカンを罵るなんて、やはり黒魔術の影響としか思えない。
と思ったら、やっぱりそうだった。ガーレットの仕業。
ハカンが母親に弱いことを知っていて、ライカンを埋葬させないようにアダー様の正気を失わせたのです。
ああ、この女の悪巧みにみんな引っかかってしまうのか。
ハカン、正気に戻れ。
夢を見てる場合じゃない。
山に墜落した時の夢を見ているハカン。
涙を流して怪我に苦しんでいるハカンを見て、ルシナは治療をしてあげます。
ここで起こさず、静かに治療して去っていくのがルシナらしいといえばそうなんだけど、そのまま一緒にいたらよかったのに。
・アダー様を炎の谷に送れと大臣たちがさわいでいるらしい
・アダー様が正気を失ったのはギライの黒魔術のせいだった
・ルシナは密かにやってきて、夢を見ながら苦しんでいるハカンの傷を治す
コメントを残す