「略奪された花嫁」13話・大王の子を産めば誰でも王妃になれる

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守護龍の子作りってそんなに大変なのか。

13話のあらすじ

ハカンに、愛らしいと褒められたのは嬉しいけれど、ドラゴンの気運を受け取っても生き残れる女は少ないというガーレットの言葉が気になるルシナ。

ティティに聞いてみますが、ハカンが詳しく話していないようなので、ティティは自分がどこまで話して良いのかわかりません。ドラゴン族の子を出産するのは大変らしいという話をします。

それだけ大変なことだから、大王の子さえ産めば誰でも王妃になれる、ガーレットも平民出身の侍女だったが、大王の子を産んだから王妃になったのだと聞いて、子供さえ産めば自分の出生を気にしなくて良くなるのかと前向きになるルシナでした。

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13話の感想(ネタバレ含む)&次回考察

前回出てきたアダー様とは、ハカンのお母上でした。守護龍の子供を2人も産んだ偉大な王妃。

それがなぜ今、こんなことに。

アダー様は、10年前、ハカンの兄・ライカンが戦争で亡くなったことにショックを受けて、精神を病んでしまいました。10年経った今も遺体を埋葬できず、ライカンの遺体を保管しているコシックへこもり続けているのだそうです。

管理人
管理人

かわいそうですね。

お母さんとしては息子の死を受け入れられないのもわかります。

そこに体があれば、いつか目が覚めるかもしれないという幻想に浸れるから。

埋葬してしまえば死を受け入れるしかなくなるから。

でも、悲しみってのは、区切りをつけることが必要なんですよね。生き残った人が前に進むためにも。

せっかくルシナのところへ行ったものの、母を落ち着かせている間に気持ちがなえてしまったハカンに、トゥランはとにかく子作りしろと説得します。

今ハカンの身に何かあれば、守護龍の血が途絶えてしまうから。

守護龍の子を産むのは難しいらしいのですが、これまでたくさんの女性が命を失って行ったのをみているので、トゥランがいうように手当たり次第に女性を抱くなんてことはできないとハカンは怒り出します。

守護龍から女の子は滅多に生まれない、そして他の種族は守護龍が持つ火の気運に耐えられない、だから命を落としてしまうのだそうです。

それで、ルシナのことを心配してるんですね。

管理人
管理人

だったらはやくちゃんと話しないと。

なんで男ってのは、こう、言葉足らずなのか。いうべきことを、いうべき時に言わない奴が多すぎる。

このままじゃ、ルシナがガーレットにバカにされっぱなしになってしまう。

それならガーレットと結婚したらいいとトゥランがすすめますが、ハカンは嫌がります。

でもこの土地に守護龍は必要。守護龍がいなければ、この土地の獣人族やドラゴン族を見下しているブリオンの人間が襲ってくるからです。

まあ、トゥランの気持ちもわかるし、言っていることもわかる。誰が好きとか言ってる場合じゃなくて、とにかく後継ができないことには、国が滅びるかもしれないから。

滅びるだけじゃなくて、この土地の獣人族が奴隷として連れていかれるかもしれないから。

それを防ぐには、守護龍の跡取りが必要なんですね。

それはハカンの義務ともいえるでしょう。大王だから。

でもルシナが死んでしまうかも…と思うとハカンは決心できません。もともとブリオン王の側女になっていたら生き残れなかったのだし、それなら守護龍の子供を産んで王妃になれる可能性がある方がいいではないかと、トゥランがもっともなことをいいます。

たしかに。

もともと、好きだから連れてきたわけではなくて、腹いせに連れてきたのですから、死のうが何しようがどうでも良かったはずなんだけど、ハカンはルシナことを好きになってしまったから簡単には子作りできないと二の足を踏んでいるのでした。

今回のストーリーのまとめ

・アダー様はハカンの母、ハカンの兄・ライカンを失って精神を病んでしまった

・相手は誰でもいいから早く子供を作れとハカンをせかすトゥラン

・相手が死んでしまうことを考えると、そう簡単に子作りできないと思うハカン

14話へ続きます。

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