大王、イケメンじゃないか。しかも強い。
1〜3話のあらすじ
継母から常に暴力を受けていたルシナ。山の中を彷徨っている時、傷ついたドラゴンを見つけます。全く怖がることなく、不思議な力でドラゴンの傷を癒します。傷が癒えたドラゴンは、人へと姿を変えました。
そして19歳になったルシナは、美しい銀髪を金髪に染められ、老王へと売られる準備の真っ最中。10年前、ドラゴンの傷を治したときに力を使いすぎて逃げられず、結局男爵邸で辛い思いをしながら生き延びてきたのでした。
男爵の息子が、豪華な持参金を用意したと持ってきたのは、タヤール族の墓から掘ってきたという宝物。怒り狂ったタヤール族が城に攻め入ってきました。
→「略奪された花嫁」はebookjapanでも読める!1〜3話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
あのとき、ルシナが山で助けたドラゴンがタヤール族の大王・ハカンでした。
男爵夫人は、このままでは皆殺しにされると白旗を挙げるのですが、タヤール族は容赦なし。焦った夫人は、自分の娘を差し出すと言い出しました。
ブリオン国王とタヤール大王は犬猿野中なので、ブリオン国王が切望するホドの娘だと知れば、興味を示すはずだと思ったのです。
ずる賢い人って、こういうときの勘がある意味素晴らしい。狙い通り、大王は興味を示しました。
ルシナは城壁から逃げようとしていたのですが、ドラゴンに捕まって大王の前に連れてこられてしまいます。
髪を染めた時に肌が荒れてしまっていたので、このときは大王もルシナを見てそれほど美人ではないと思っていました。
でも、この瞳には見覚えがある…。
髪の色が違うから、あの時のルシナだって、気がつきませんね。ただ、あのとき墜落したのがこの辺なら、あの子もこの辺で暮らしているだろうと思い、ルシナに選択権を与えます。
自分の妻になるか、それともこの城とともに生き埋めになるか。
そりゃ、前者ですよね。
大王はルシナの名を聞き、自分は「ハカン」だと名乗りました。意外と優しそう。そしてイケメン。
マンガのサムネを見ていた時は、実はこれほどイケメンだとは思っていなくて。絵柄が好みじゃないかも、なんて思って読んでいなかったのですが、全くそんなことなかった!!
もっと早く読めばよかった!!と後悔するほど、最初から面白い。
あー、課金決定。
ルシナは、ブリオン語で「月」という意味だそうな。確かに、月のような綺麗な瞳をしていますからね、ルシナは。
その場でさっさと結婚式を済ませ、タヤール族は去っていきました。
男爵夫人と息子は新婦の家族だからと命を助けてもらったのに、またルシナを奪い返そうとします。
懲りないなー。
目の前で、これだけの恐ろしさを見せつけられたのに、傭兵を雇ったくらいで対抗できると思っているのでしょうか。
・子供のルシナは山で傷ついたドラゴンを助ける
・タヤール族の墓から宝物を奪ったため、大王たちに襲撃されるべルーク男爵の城
・ルシナは大王ハカンの花嫁としてタヤールに連れていかれる
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