
お父さんも大変だったんだなー。そして、リナンパパもかっこいい。
97話のあらすじ
リナンから、クリフがいなくなったと聞いたキリアンとエディット。エディットは、クリフがリゼを探しに行ったのではないかと思います。
キリアンは公爵に呼ばれ、お前が後継者になるようにと言われますが、これまでのことを思うと複雑な心境でした。
後継者は初めからクリフと決まっており、一緒に後継者教育は受けてきたものの、クリフとの差は一向に縮まらない。己の才能の無さに幻滅することもありました。
しかし、努力の日々を忘れることはできず、心のどこかでは、こんな日を待っていたのかもしれないと思いつつも、私の意思は関係ないのかと、キリアンは父に反発します。
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97話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
今回はね、深いな〜。親子の距離が縮まった、いい回です。
キリアンの言うことも、わからんでもない。これはね、お父さんが悪いよ。
クリフばっかり可愛がって、キリアンとちゃんと向き合ってこなかったから。
キリアンとしては、状況が落ち着いたら、すぐにでもエディットとライゼンに向かい、ふたりでゆっくりと暮らしていくつもりだった。
エディットは首都の社交界よりも、のんびりしたライゼンの方が好きだと思うと言うと、お父さんが初めて、これまでのことを話してくれたのです。

お父さんたち、恋愛結婚だったんだ!
辺境の伯爵家の次男と、裕福な侯爵家の一人娘。これは、反対も多かったのではないかな。
お母さんの強い思いで結婚まで漕ぎ着けたものの、当時のルドウィック伯爵領は田舎の領地。
国境紛争に駆り出され、新婚生活も楽しめず、首都の貴族には見下され……今のお父様からは考えられない、大変な時代だったみたいです。

二人でゆっくり過ごしたかったって、本当に愛妻家なんですね。
お母様は、皇后陛下と友人だったので、子供たちを連れて首都に行くことも多かったのですが、あるとき、お母様たちが予定よりも早く帰ってきました。
シェイン・リゲルホフが、ルドウィックは国境で血税を貪るヒルだってキリアンのことを馬鹿にしたらしく、キリアンがお母様の膝でわんわん泣いている。
そんな姿を見てしまい、お父様は一念発起。そして今のルドウィック公爵家が出来上がったのです。
お父様、ただ厳しい人なのかと思っていたけど、名のある家の出身でもなく、政略結婚もせずに、ひたすら家族を守るためにがんばってきたんだなと思うと、ちょっと見方が変わる。
キリアンも、少し気持ちが変わったかな。
しかしパパ、若い頃イケメンだな。キリアンはパパ似だね。
しかも、奥様大好きなところも。
しかも!リナン!?と思うほど、リナンパパもかっこいい。
クリフがどこへ行ったのか、本物のリゼはどうなってるのか、気になるところですが、今回はパパの真意が知れてよかった。
・キリアンはエディットと両地でゆっくり過ごすはずだったのに後継者とか言われてびっくり
・後継者はクリフだと思っていたのに今さらそんなこと言われてもと困惑するキリアン
・断ろうとするキリアンに、これまでのことを話す公爵
→98話へ続きます。


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