
クロディーヌの性格の悪さよ。
29話のあらすじ
バルコニーで、ひとり、カイルが戻ってくるのを待っているレイラ。
ドレスや宝石がマティアスから贈られたものだとは知らないレイラは、クロディーヌがどれほど自分を蔑視しようと、これらが、ビルおじさんがくれたプレゼントであるという事実で十分だと思っていました。
そこに、マティアスとクロディーヌもやってきました。クロディーヌは、レイラの存在に気づいているのかいないのか、マティアスにキスを要求します。
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29話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
こいつらさー、ほんと、性格悪い。
政略結婚、愛のない結婚。クロディーヌは、マティアスが好きというより、マティアスの外見や地位、その他諸々、マティアスが持っているものが好きなんだと思うし、レイラに嫉妬するのは、自分よりレイラが下だと思っているからであって、マティアスを心から愛しているわけではないと思います。
で、レイラがいることをわかっていて、キスしてって言ったんだな。
なんなんだ?レイラにキスシーンを見せつけてどうする?
私の勝ちって言いたいのかな。そもそも、戦う気ないけどな、レイラには。
マティアスは、レイラを見ながらクロディーヌにキスしたし。

なんなの、このふたり。ほんとに性格悪い。
いたたまれなくなったレイラは、走って逃げました。庭のあずまやで、とりあえずひとやすみ。
靴ずれもひどいし、カイルが戻る頃に、バルコニーに戻ろうと思います。
その頃カイルは……エトマン夫人が縁談を進めようとしていました。
大奥様経由で、アルトン男爵夫妻を紹介してもらい、あわよくばそこの一人娘とカイルをくっつけようとしている。
その様子を見ているマティアス。

むかつくけど、観察眼は鋭い。
カイルはレイラが好きでも、母親にたてつくことはできず、結局レイラは捨てられるのだろうと。
カイルの母親が強烈だから、カイルがレイラと結婚するのは確かに大変だと思う。この点は、マティアスの見立てが正しいかと。
くやしいけど。
レイラがいるべき場所は、自分の森だと思っているマティアス。レイラを鳥かなんかだと思っているのだろうか。
あー、そしてまた、レイラの前にマティアスが……どうしていつも、ふたりきりになってしまうのだろう。
またここで、レイラが嫌な思いをしないといいんだけど。
・クロディーヌにどんなに馬鹿にされても、ビルおじさんがくれたプレゼントという事実に満足しているレイラ
・バルコニーにマティアスとクロディーヌが来て、レイラがいることをわかっていて目の前でキスをする
・カイル母は、アルトン男爵夫妻を紹介してもらい、そこの一人娘とカイルをくっつけようとしている
→30話へ続きます。

