とにかく絵が綺麗なんだよなあ。
1〜3話のあらすじ
おばに引き取られたレイラは、その家の子供たちに激しくいじめられていました。おじには暴力を振われる地獄の日々。それでもなんとか耐えていましたが、とうとう追い出されてしまいます。
親戚の家を回ってみたものの、引き取ってくれる家はありませんでした。するとそのうちの一人が、この人を訪ねてみろと連絡先をくれました。そこでレイラは、生まれ育ったロビタからベルクへと旅立っていきました。
ベルクはレイラの父が生まれ育った国で、レイラはベルク語が話せたので、わずかな希望を胸に抱いて、紹介されたヘルハルト公爵家の庭師、ビル・レマーさんを訪ねたのでした。
1〜3話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
レイラ、大変でしたね。こんなにかわいいのに、ひどい目にあって。
どうやらレマーさんは、かなり遠い親戚、それも父親と最後にあってから20年以上も経っていて、彼にしてみれば他人同然の仲だとか。
レマーさんに送られてきた手紙には、余裕がないなら子供は施設に入れてと書いてありました。
文句を言いながらも、レマーさんは悪い人ではなさそう。むしろ、こんな小さな子に辛い思いをさせてきた大人たちに腹を立てているようです。
とりあえず食事でもと家の中に招き入れますが、レイラは強面のレマーさんのことを怖がることもなく、ニコニコとして食事をしています。怒鳴ったり、叩いたりしないからと。
行き先が決まるまでレマーさんのところでお世話になることになったレイラ。使用人たちの間でも噂になっています。
使用人たちはみなレイラに親切で、服や食べ物、本までレマーさんの家に持ってきてくれるのでした。
レマーさんは、1週間以内に引き取り手を探すと言っていたのに、数ヶ月経っても行き先を決められずにいました。
レイラがこんなにかわいいから、レマーさんも情が移ってきてしまっているんですよね。わかる。
可愛いだけじゃなくて、賢いんですよ。
美しいアルビスの森で、毎日豊かな自然と動物たちに囲まれながらすくすくと成長するレイラ。毎日起きたことをノートにつけていました。
いつかここを離れる日が来ても、ここでの記憶を忘れないようにと。
レマーさんが大変なのもわかるけど、施設に送らないで欲しいな。
そうこうしているうちに、当主の公爵・マティアスが夏休みで戻ってきました。マティアスは若干17歳、容姿端麗、狩りが好きな若者でした。
ある日森の中で、木に登って孵化した小鳥たちを眺めていたレイラ。そこへ狩りをしていたマティアスが通り掛かります。
木の上で音がしたので、鳥だと思って銃で狙うマティアスでしたが、少女がいたことに驚きます。なんだお前と聞かれたレイラは、自分の名前だけ大声で叫んで、急いで逃げます。
レイラはレマーさんのところへ走っていき、森で起きたことを報告すると、それが公爵様だとレマーさんは教えてくれました。
・レイラは親戚をたらい回しにされた挙句、ビル・レマーさんのところへ辿り着く
・レマーさんは自分では育てられないと思うも、引き取り手も見つけられず結局自分の元でレイラを育てている
・レイラは森で公爵と初対面
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