パーベルもやりづらいだろうなあ。ビョルンの圧がハンパない。
第66話のあらすじ
肖像画の製作が始まりました。パーベルは、顔の位置についてエルナに指示をしますが、モデルをしたことのないエルナはうまくできません。
そんな様子を見て、相変わらずだなと思うパーベル。エルナは昔から、イーゼルの前に座ると石像のように固まってしまうため、バフォードの自然を背景に、自然体のエルナをよく描いていたのでした。
するとビョルンが、こっちを向いて、手はこうやってとエルナの姿勢を完璧に直します。
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第66話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
パーベルの思い出の中のエルナと、今のエルナは一緒なんですね。自然の中で読書するエルナ、リンゴを採るエルナ。全然変わっていないことがわかって、パーベルは嬉しかったのではないでしょうか。
しかしそこで、ビョルンがエルナの姿勢を正したことで、現実に引き戻されます。顔だけでなく、全体の姿勢を完璧に直したビョルン。パーベルの指示を最後まで聞かず、勝手に直したわけですが、画家が望むとおりのポーズだったため、パーベルは何も言い返せませんでした。
さすが王族。肖像画くらいこんなもんさ、って感じでしょうか。
ビョルンとパーベルの間に、微妙な空気が流れてる。静かな睨み合い。
パーベルにとっては懐かしいエルナ。ビョルンからすると、今は自分の妻なのに、自分が知らないエルナをパーベルが知っている、それがちょっと気に入らないのでは。
エルナは俺のものだ!と誇示したがっているように感じます。
デッサンを進めていると、エルナの顔色が悪いことに気づいたパーベルが、休憩しますか?と声をかけます。
重いドレスを着て、長時間じっとしていたから疲れてしまったのでしょうか。エルナは少し休むことにしました。
エルナが体調悪そうなことに、パーベルが先に気づいたことも、ビョルンはきっと気に入らないのだと思う。ビョルンはエルナの後ろに立ってるから顔は見えないし、気づかないとしても仕方ないと思うけど、そんな微かなことにも嫉妬してしまってるじゃん。
ビョルンと同じ部屋に取り残されることになったパーベル、気まずいだろうな…
タバコや酒を勧められても、どちらもやらないパーベル。
じゃあ、絵を描くこと以外で何が好きなのか?と聞くビョルンの意図は。
パーベルは読書が趣味だと。レオニードと同じくらい、つまらない優等生だと思うビョルンでしたが、こういう普通の人が、女性にとっては心安らぐ相手なんだよ。
あなたみたいに、一晩中飲み明かして朝帰りするとか。二日酔いで妻とのランチの予定をすっぽかすとか。
そういうことをしない男。
平凡な人が一番なのよ。ぜんぜん、つまらなくない。
無意識のうちに、パーベルに対抗意識を燃やしているんだろうな、ビョルン。
パーベルがエルナと夜逃げしようとしたこと、ここにずっとこだわっているのだと思う。
二人とも、ビョルンがそのことを知っているとは思っていないけれど。密かにやきもち焼くビョルン、そう思うなら、もう少しエルナを大事にすればいいのに。
そんなビョルンを見て、評判とは少し違うなと感じていたパーベル。心配なのはエルナのことでした。
ビョルンといて、エルナは幸せなのだろうか。
たぶん、あの日自分が先に駅に着いていたら…という思いがパーベルの中にはずっとあるのだと思います。あの時嵐にならなければ、エルナはバフォードで幸せに暮らしていたのだろうか。考えても仕方のないことですけどね。
ビョルンは、パーベルの画材道具が気になってる。これはフェリアでエルナが買ったパーベルへのお土産。素敵な画材道具ですねとあえて褒めるビョルンの言葉に、嫉妬が見え隠れ。
チクチクと圧をかけてくるね〜、ビョルン。
でも、ちゃんと使ってくれてるのが嬉しいな。パーベルはそこそこ名が売れてきているから、いい画材道具くらい揃えられるだろうけど、エルナがくれたものを使ってるってのが気持ちを表しているようで。
だからビョルンが嫉妬してる!!自分が入り込めないようなものを感じてるのかな。
・パーベルが指示をしてもうまく姿勢が取れなくて困惑するエルナ、ビョルンが完璧な姿勢に直す
・エルナは気分が悪くなっていったん休憩
・ビョルンはパーベルが使っている画材道具が気になって仕方ない
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