問題すぎる王子様。
第63話のあらすじ
エルナが持ち出してきた古びた缶。中に入っていたのは、あの頃貯めたお金でした。
アルセン公爵夫人(ビョルンの母方の祖母)ですら銀行口座を持っているというのに、まさか銀行家である自分の妻が口座すら持っていないなんて…という敗北感を隠せずにいました。
そこへフィツ夫人が肖像画の件で話に来ました。
→「問題な王子様」のつづきはebookjapanで!※タイマー無料でお得に読める!PayPayも使えます。
第63話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
こんなに純粋なエルナが、どうして社交界でで妖婦扱いされるようになってしまったのか。ほんとに世間は残酷だと思います。
缶を見ながら、うきうきしているエルナがかわいい。
さて、肖像画の件ですが、フィツ夫人は今日中に返事が欲しいのだそうです。王立芸術院長が推薦した画家で話を進めるかどうかを決めてほしいと。
その画家がパーベル・ロアーでした。
その名前を聞いて、お互いに思っていることが違うのですが、エルナは違う画家にしてほしいとビョルンにお願いします。
エルナが手紙を書くといったことすら断ったパーベルが、自分とこんな形で再会したくはないはずだと思っているエルナ。
正直に、友人だったパーベルとそのような形で再会したくはないと言います。
その「友人」という言葉に反応してしまったビョルン。
エルナがここまで嫌がっているのに、嫉妬してしまったんだな…。
他の画家を探した方がいいかもしれないと思いつつも、「気に食わない」という思いが先行してしまった。
あの雨の日、もし自分より先にパーベルが駅に着いていたら。きっとエルナは、パーベルの妻になっていただろうと思うと、抑えられない嫉妬心。
やさしくエルナを見つめていると思ったら…
ああ、その不敵な笑みは、嫉妬の塊。
ベルを鳴らしてフィツ夫人を呼んだかと思ったら、「予定通り進めてください」と告げました。
あれだけ嫌だとお願いしたのに…とエルナの目が点になっている。
そりゃ、点にもなる。
しかし、最後にエルナを見つめているビョルンのまなざしはこの上なく優しい。
優しいというよりも、なにやら勝ち誇ったような顔。
パーベルにマウント取りたいんだろうね。
さて、エルナが主催の集まりの日。ルイーゼ王女の説得で貴婦人たちが出席してくれていましたが、彼女たちはエルナの陰口に花を咲かせています。
下品な女が贅沢三昧とか、虚栄心の塊とか。
どうしてそうなる。
エルナは贅沢とは対極にいる人間だぞ。口座すら持たず、古びた缶にお札を丸めて入れているような人です。
ダイヤモンドを買ったのだって、ビョルンでしょうよ。エルナが自分で欲しがるわけないのに!!
エルナが落ち着ける場所はないのだろうか。
もっと夫にしっかりしてほしいわ。
・エルナはずっとお金を缶の中に貯めていた
・妻が口座も持っておらず、銀行家のプライドが傷つくビョルン
・肖像画を描く画家がパーベルだと聞かされ、断ってほしいとお願いするも、嫉妬心からそのまま進めるビョルン
コメントを残す