「誕生日おめでとう」じゃない!と思ったのは私だけじゃなかった。
第57話のあらすじ
自分を放っておいて、約束をすっぽかしておいて、ぬけぬけと「誕生日おめでとう」というビョルンに心底腹が立つエルナ。
本当にひどい人。大嫌い。そう思うのに、自分がビョルンを愛していることを改めて自覚してしまい、余計に辛くなるのでした。
あなたは違うのに。
→「問題な王子様」はebookjapanでも読める!第57話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
自分を愛してくれない人を愛してしまったということに気づくと、辛いですね…。
結婚した当初は、少しだけど希望があったと思うんです。
立派な大公妃になれるよう努力すれば、自分のことを愛してくれるかもしれないと。
でも、何も変わらなかった。自分に関心を持ってくれない夫を待つ辛さ。
それでも、エルナにとってビョルンはいつも救世主でした。いつも最悪の状況に現れて、エルナを救ってくれる。
今回もそうだったんですよね、実際。このまま屋上にいたら凍死していたかもしれない。本当に最悪の状況です。
そこに助けに来たのは、他でもないビョルン。
この人は自分を愛していない、なんとも思っていない、それなのに自分の気持ちは止められない。その事実がさらにエルナを苦しめます。
泣きながら、顔も見たくないと言うエルナ。
もう、泣かすな。こんなにがんばってきたのに、この涙の意味がわかるか、ビョルン!
今まで従順だったエルナが、大嫌い、もう探さないで、顔も見たくないと言ってる、その気持ちがわかるかビョルン!
少しでいいから、私のことを大事にしてくれませんかなんて、妻にそんなことを言わせるな!
そんなとき、大聖堂の鐘が鳴り始めました。鐘が鳴り終わるまでにキスをしたいと思うエルナ。
ここで素直に、キスしてくれませんか?って言えるのよね…。
この素直さにあぐらをかいてるんだよ、ビョルンは。
エルナが本当に自分に背を向けるはずがないって思ってるのでしょう。
とりあえず、無事に塔から降りてこられたけれど…ビョルン、少しはエルナを大事にしてあげて。
まだ新婚旅行中なんですよね、そういえば。大公にとっては他国をめぐる「仕事」かもしれないけど、プライベートな時間を一緒に過ごしてあげることくらいできるはず。
あんまり放置してると、本当にいなくなっちゃうよ。
・誕生日おめでとうというビョルンに大嫌いと返すエルナ
・大嫌いなのにビョルンへの愛を自覚してしまう
・もう少し私を大事にしてくれないかとお願いする
コメントを残す