
だから、戻ってこないってば。
119話のあらすじ
ビョルンのていたらくぶりは、エルナがいないことが原因であると、誰の目にも明らかでした。ハインツに火かき棒で殴られそうになった時、咄嗟に腕で身を守ったものの、途中の記憶が飛んでいます。
喧嘩に驚いて人が集まってきた時、ビョルンが口にしたのはエルナのことばかりでした。エルナは戻ってくると繰り返し、ボロボロのビョルン。
レオニードに叱責されながら、ふらふらの状態で邸宅に戻ります。
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119話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
レオニードがいなければ、大変なことになっていましたね。ハインツを●しちゃっていたかも。
先に手を出したのはビョルンかもしれないが、ハインツもたいがいだな。相手は王子様なのに、火かき棒で殴るって。これはこれでどうなの?
ビョルン、左腕を骨折しちゃったし。自業自得なのに、これも「愚かなシカのせいだ」って。全部エルナのせいなんだな。
エルナが戻ってこないのは、もう自分を愛していないからだということを受け入れられないビョルン。だからレオニードに、エルナは俺を愛しているから戻ってくるって、あえて言ったんだろうなと。
そう思わなければやってられなかったのでしょう。まさか俺のエルナが戻ってこないなんて!と思うなら、現実を受け入れて、謝りに行けばいいのにさ。
いつまでうだうだしてるんだろうね、この男は。

で、さすがだなあと思うのがフィツ夫人。
フィツ夫人にとっては息子の様な存在ですから、こんなダメダメになっている王子様を優しく諭してくれる。
リサから届いた手紙も要約して教えてくれて。
気になってたくせに。こんなときでも余裕なフリするビョルン。でも、エルナのことについてあまり書かれてなかったからか、それだけ?ってムッとしてるのがおもしろい。
そして、今週中にレオニードとルイーゼがバフォードに行くことになったとフィツ夫人から聞き、なんで?と聞き返すビョルン。
鏡を見たらわかると言われたビョルンは、自分の顔を見て、確かになと思います。
目の下クマだらけ、髪は伸びてボサボサ。妻に逃げられてボロボロになったダメ夫がそこにいる。
エルナが大好きで、エルナに逃げられてショックを受けてることは誰の目にも明らかなのに、本人だけがわかっていない。

今週中に髪を切って……じゃないよ、ビョルン。
レオニードたちがエルナを連れて戻ってくると思ってるでしょ?戻ってこないよ。
しかしまあ、ルイーゼまで行くのか。
エルナにしたら、嫌じゃない?せっかくおばあさまと平穏な生活を送っているのに、散々自分をいじめた小姑がやってくるんだよ。
どの面下げて?
知らなかったとはいえ、グレースの肩を持って、エルナを攻撃し続けたよね?今さらエルナに何を話すの?
レオニードはさておき、グレースが行ってもなんの解決にもならないだろうね。
・ビョルンはハインツとの喧嘩で腕を骨折
・エルナが戻ってくるとまだ信じている
・あまりのボロボロぶりに呆れながらも優しくビョルンを諭すフィツ夫人
→120話へ続きます。

