
もう瞳の輝きは戻らないのか。
113話のあらすじ
グレディスの兄、アレクサンダー・ハードフォートがレチェンにやってきたため、ビョルンも呼ばれました。
密約が破棄されてしまったとはいえ、ラルスとレチェンは相変わらず深い関係にある同盟国です。無視するわけには行きませんでした。
王城に向かうビョルンを、ぎこちない笑顔で見送るエルナ。今日は、寝室に戻る日です。
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113話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
最近、ずっとドレスが黒なんだよね……これがエルナの心情を表していると思う。
ぎこちない笑顔。輝きのない瞳。
なあビョルン、ここまで変化してしまった妻の心情に、どうして気づかないのか。
結婚して1年。
エルナなりに幸せだったときもあると思うけど、今となっては……寝室で夫に楽しみを与える義務、それが自分の一番大事な役目だなんて、こんなふうに思わせたビョルンの罪は大きいね。

心が壊れたまま、これからこの寝室で、どうやって生きていくのだろう。
さて、王城では。
泣きじゃくるアレクサンダー。グレディスの兄。
めんどくさい。酒癖悪い。
そもそもあの本が発刊されるのを阻止できなかったレチェンが悪い、弁償しろという主張らしい。
盗人猛々しい。
まあ、ラルスとしても、何もしないわけにはいかず、無理だとわかっていて難癖つけているのでしょうが。

それにしてもめんどくさい男ですね、グレディスの兄。
ビョルンは嫌気がさして、そろそろ妻の元に戻る時間だと思っていますが……こういう気持ちはもっと前に持っていてほしかった。
誕生日も忘れられ、数々の約束をすっぽかされ。辛い時にも寄り添ってくれなかった夫に、もう何も期待していない。
溝は簡単に埋められないんだよ、ビョルン。
・ラルスからグレディスの兄がやってきた
・王城に向かうビョルン、ぎこちない笑顔で見送るエルナ
・今日は寝室に戻る日だった
→114話へ続きます。

