カエルス不足。
58話のあらすじ
マダム・ハルモニアが、ディアーナのお茶会の招待状を持ってやってきました。自分のことを嫌っているはずなのに、しかもディアーナから言い出したと聞くと、怪しいと思わずにはいられないヘスティア。
マダムは以前と同じように、妃殿下を支えてくれる人が必要だと力説しますが、ヘスティアはこの状況を逆手に取ろうと、マダムにある話を持ちかけます。
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毎週出てくるわけじゃないことは分かっていても、やはりカエルスが出てこないと寂しい。
ディアーナがヘスティアをお茶会に招待するなんて、何か魂胆があるに決まっている。できれば、絶対に会いたくない相手なのだから。
ヘスティアは、前回マダムから提案を受けた時、それとなくヘリオスにその話をし、それを不快に思ったヘリオスが、自分を補佐官職からおろすとまで言い出して…と、少し盛って話をします。
ディアーナに苦言を呈すると言うより、治癒能力についての予知をあなたに言ってないよね?ということを仄めかした時のことですね。
ヘスティアを補佐官からおろすとは言っていないけれど、ヘスティアの扱いについて悩んでいるから、あながち嘘ではないということで。
それにしても、マダムは本当に人がいいんですね。
2度も同じ話をするなんて、何かあったのですか?と突っ込んでみると、どうやらエリニエス伯爵夫人の囲い込みが終わったらしい。
伯爵夫人は若い令嬢たちを味方につける作戦に出ていましたから、若い子たちがディアーナを避け始めたのです。だから、周囲に友達と呼べる人がいなくなってしまったと。
いや、前から友達いないでしょう。
そして、ヘリオスと何かあったらしいと。何があったのかは、マダムもまだ把握していないようですが、ヘスティアの仕掛けによって、マダムが見てもわかるくらい関係が悪化しているということですかね。
で、ここで神殿の話に。
ヘリオスと仲が悪くなれば、ディアーナの立場が悪くなる。しかし神殿が味方についてくれるだろうとマダムは言いますが、そうなると貴族が黙っていないとヘスティアは忠告します。
信心深い貴族もたくさんいるけれど、だからといって神殿が政治に口を出すことはよしとしない。神殿が皇族側についていると思われれば、貴族から反発が起こるといいます。
だから自分は、神殿の財産目録を公開してほしいと思っている、ついては、慎重に貴族の意見を集めてほしいとマダムにお願いするのでした。
最後に、マダムが帰った後、お茶会の招待状を見てヘスティアが怒っていたので、何が書いてあったのか気になります。
来週は、カエルスに会えるかな。
・マダム・ハルモニアが、ディアーナのお茶会の招待状を持ってくる
・マダムはディアーナを側で支えてほしいとヘスティアにまたお願いしてくる
・ヘスティアは、神殿の財産目録を公開してもらおうと思っていること、そのための協力をマダムにお願いする