
ローラ、そっちじゃない。
10〜11話のあらすじ
ローラがあまりにもウィリアムを褒めるので、二人の関係が気になってしまったイアン。ウィリアムに告白されたことはあるかとローラに質問します。
ウィリアムがジェーンに失恋したことも、ジェーンと自分が親友であることも知っているのに、どうしてそんなことを聞くのかと驚くローラ。慌てふためくローラを見て、イアンは安心します。
ローラは、イアンの気持ちがわかりません。ドーラを気に入っているのか。それとも、人前だからそっけなくしているのか。「仲人はもう必要ない」というイアンの言葉の意味を考えます。
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「ミス・ペンドルトンの恋」10〜11話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ローラの盛大な勘違い。これは、イアンが早めに告白しないと、ドーラとくっつけようとするかもしれませんよ。
さて、ジェーンのタイピング練習は順調のようです。ローラ宅の書斎に出入りするようになって2ヶ月。メキメキと腕を上げているようですね。
女性が独り立ちするには、何かスキルを身につけないといけない。それは現代も同じですが、この頃はもっと大変だったでしょう。ジェーン、すごくがんばってます。
ローラの人生設計
そしてローラもさらに頑張っています。女学校時代に勉強したラテン語を再度学び直し、家庭教師の道を目指しているようです。
しかも、すでにフランス語はネイティブレベルなのに、さらに上を目指して勉強中。
それは、令嬢に教えるのではなく、令息に教えるため。より高いレベルの知識を身につけて、雇用を安定させようと考えているのです。

この人、本当に素敵な女性です。近くにいたら、ぜひお友達になりたい。
人に優しくて、向上心があって。「売れ残り」なんて、本当に失礼だと思います。この人の価値がわからない、男どもが悪い。
今のところわかっているのは、イアンだけか。
この知性と教養があれば、ロンドン一の家庭教師として名を馳せることもできると思うけど、なんか、もったいない気がする。
いつの世も、女性というだけで行動範囲が狭められてしまうのはいやですね。
ピクニックへ
さて、ドーラ主催のピクニックの日。
男性は御者席、女性は馬車に乗るようですが、ローラの馬車にはウィリアム、イアンはドーラの馬車が割り当てられてます。
もちろんイアンは不満だけれど、まだ1日は長いと思い直す。

問題は、一緒に馬車に乗ったドーラとその友達ですね。
ドーラはまだいい。ちょっとその気になりやすくて、ダメなのは、自分とイアンがお似合いだと思ってしまっていることくらい。
しかしその友達は……イアンがいるのに、ローラの陰口を言い出しました。
これはまずいですね。こういうのはダメよ。
イアン、どう対処する?
・イアンは、ウィリアムに告白されたことがあるかとローラに質問、何もなかったので安心する
・ジェーンはローラの家に通ってタイピングをかなりマスターしている
・ドーラのピクニック当日、イアンはドーラの馬車の御者席に座る
→12話へ続きます。


