返り討ちにあうとはこのことだな。
9〜10話のあらすじ
麗から話を聞いて、元夫から守ってほしいということですねという淵絹。しかし話の流れからして、淵絹は自分の夫が地上にいると思っているはずだと思った麗は、男性恐怖症になってしまったから、元夫というより、男性から守ってほしいとお願いします。
淵絹は、今日は自分が運営する小さな商団の宴についてきてほしいといいます。私たちの関係を披露しにいこうと言われれば、麗も断れません。
道中は柊(しゅう)という護衛が麗を守ります。宴が終わったら兆公に挨拶に行くと淵絹に言われて、麗は急に具合が悪くなってしまいました。兆公に会えば、そこには煌昭もいるはずだからです。今度こそ会うことになると思うと、手が震えてきました。
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9〜10話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
淵絹がどんな人だか、まだわからないけれど、いきなり「あなたの女にしてください」とわけのわからんことをいう地上人を受け入れてくれたのだから、悪い人ではないと思うのですよ。
だから、前世のことを話してみればいいと思うんだけどな。
まあ、前世の煌昭も、最初はいい人だったから、誰も信じられないと思う気持ちもわからんでもないけれど……。
さて、商団に着くと、なにやら嫌な女が出てきましたよ。
談紀(だんき)という、演奏者です。淵絹は、純粋に音楽の腕前を褒めているだけだと思いますけど、談紀は淵絹が好きなのですね。
だから、麗を恋人と紹介したとき、ピクッとしてます。
そして、演奏が素晴らしかったからお前の願いをひとつ聞いてやろうと淵絹にいわれ、こともあろうに、お嬢様に一曲奏でていただきたいというのです。
麗の指を見てタコができてるから、楽器ができると思ったというのがその理由。
自分より下手だとわかっていて、あえて恥をかかそうって、どんだけ性格悪いんだか。
淵絹は、一応、琴は弾けますか?と麗に聞き、嫌だったらやらなくていいと言ってくれます。
しかも!麗が、自分が演奏したら、自分のお願いも聞いてくれるか?と尋ねると、演奏なんてしなくてもあなたのお願いならなんでも聞いてあげると答える淵絹!
淵絹、最高か。演技でも、これは嬉しい。
談紀、ざまあ。
麗は作曲家だったから、前世で曲を自作していたんですね。ここでも、「無題」として、自作の曲を披露します。
この曲は、煌昭に閉じ込められていた時に作った曲。煌昭を愛したことを後悔しながら、同時に憎悪もこめた曲ですから、麗以外には弾けないでしょう。
ふふふ。みんな、びっくりしてる。
談紀も淵絹も。
淵絹は、今まで聞いた中で一番美しい演奏だと言ってしまったよ。
談紀、ざまあ。
麗に恥をかかせたかったんだろうけど、自分がかいてしまいましたね。
こいつは淵絹が好きだったんだな。しかし、麗、よけいなところで恨みを買ってしまったのでは……。
しかも談紀、「橘麗」って、名前知ってますよ?
こいつ何者?地上から落ちてきた人?
・淵絹は自分が運営する商団の宴に麗を連れていく
・談紀という演奏者は淵絹のことが好き
・素晴らしい演奏の褒美にお願いを聞いてやるといわれた談紀は麗に演奏しろというが、麗が自分以上に素晴らしい演奏をしてしまう
→11話へ続きます。
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