暴力だけが虐待じゃないんだな……。
7〜8話のあらすじ
元夫の話をする前に、自分の幼少期から話す麗。両親と妹の4人家族でしたが、自分は余所者だという感覚が拭えなかった小学生時代。
授業参観のことも、いつも厳しく、忙しい母に迷惑をかけてはいけないといい出せませんでした。当日の朝、母は授業参観のことを知っており、せっかくきてくれたものの、母の感想は「がっかりした」でした。
母は、麗がどれだけ綺麗で賢いかを自慢したかったのに、それができなかったから残念だ。次はもっと頑張ると約束すればまた時間を作るというのでした。
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7〜8話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
「お姉ちゃんなんだから」ってのはありがちなことですけど、親として一番やっちゃいけないことだと思ってるんですよ。
どっちが先に生まれたとか、子供にとっては関係のないことだから。お姉ちゃんだから妹の面倒を見ないといけないとか、見本にならないといけないとか。
このお母さん、ほんとに毒親だと思いますよ。
授業参観が終わって帰る時、電話するから待っててって言われたのに、妹が道路に飛び出してしまう。それを止めようとして、二人とも車に轢かれてしまうんだけど、母親が心配しているのは妹と入院費。
あの子さえしっかりしていればこんなことにはならなかったと、麗のことは心配していない。
ありえない。母親として、ありえない。
しかも、入院費を用意できなくて、古い家に移り住むことになったのだけど、ずっと娘を責めるような目で見ている母親。ありえない。
お母さん、バリキャリっぽい服装してたけど、なんで入院費ないの?
子供が飛び出したから、こっちに過失があるとしてもよ。ちょっとお金なさすぎじゃないの。
麗は、自分が授業参観にきて欲しいなんてわがままを言わなければこんなことにならなかったと、自分を責めて大人になります。
麗は全く悪くないのに。
そして数年後、麗はそれなりに有名な作曲家になりました。
初めて自分の曲がチャート入りした日、母に褒めてもらいたくて報告すると、かえってきた言葉は「今月の生活費はいつ振り込んでくれるの?」でした。
はー、娘を金蔓にするとは、救いようのない毒親。
毒親ってのは暴力だけではないですね。
自分さえ頑張ればいい。
そう思って必死だった頃、家族で車に乗っているときにブレーキが効かなくなり、地下世界に落ちたのです。
そこで、煌昭に会いました。
今まで愛されたことのなかった麗は、優しい煌昭とすぐに恋に落ちますが……こいつの執着がやばかった。
麗のことを好きなのは間違い無いんだけど、麗に触れた(転びそうになったところを支えてもらっただけ)という理由で、部下を皆●しにしてしまう異常さ。
こんなことされたら、気が狂いそう……
わけのわからん世界に落ちてしまったものの、幸せになれるかもしれないと思っていただろうから、その絶望感たるや想像に固くない。
・麗は子供時代のことを話す
・母に愛されず、妹と自分の交通事故を自分がわがままを言ったせいだと思ってきた
・地下世界に落ちて、煌昭と出会ったが、煌昭の愛は異常だった
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