ベサニエル侯爵は新たな味方となるのか。
32話のあらすじ
ヘルマン伯爵がベサニエル侯爵を伴って挨拶に来ました。ベサニエル侯爵は財力は帝国屈指。アルノアも、親しくなろうとは思っていたのですが、この時期になぜわざわざ遠い領地からやってきたのかがわかりません。
首都の邸宅に招待したいと言うので、狙いはわからないものの、行くことにしました。
どちらかというと冷徹な人間だという噂だった侯爵が親しげにアルノアに挨拶に来たのは、理由がありました。
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32話の感想（ネタバレ含む）＆次回考察
どうやらベサニエル侯爵は、初恋の真っ最中みたいです。これまで堅物できた侯爵に平民の恋人ができて、人柄まで変わってしまったようです。
その恋人というのが、帝国に征服されたビエデール王国出身だったのですが、くだらない噂のせいで帝国民に蔑まれ、辛い目に合っていたのです。
侯爵の邸宅に招待され、紹介されたのはビオレッタ。侯爵の恋人です。
白い肌に水色の髪の美しい女性。彼女のために最高のデビュタントを開いてあげたいというのですが…。
だめですよねえ。
ペネロペのために皇宮でデビュタントを開いたのは、政治的な意味もあったからです。ペネロペは親族ですし。
アルノアは、侯爵が恋人を大切に思う気持ちはわかるけれど、個人的な理由で特別扱いをするわけにはいかないと断ります。
ですよねえ。
でも侯爵は、話だけでも聞いてほしいと頼みました。
ここで、無下に断らないのが、アルノアの優しさですね。とりあえず話だけ聞いてみることに。
何か訳がありそうですが、それはまた次回のお楽しみです。
しかし侯爵の財力、すごい！
首都の邸宅は高級品ばかりです。
このような財力のある人が味方についてくれたら、アルノアも心強いのではないでしょうか。
・ヘルマン伯爵がベサニエル侯爵をアルノアに紹介
・アルノアは、ベサニエル侯爵から首都の邸宅に招待される
・恋人ビオレッタのために皇宮でデビュタントを開きたいとお願いされるが断る
