
まあ、自業自得ということで。
96話のあらすじ
カインドゥリーがなぜナターシャの邸宅に出入りしていたのか、それを教えてくれたら赤子の元に連れて行くというアーシャ。するとナターシャは、ことの経緯を話し始めます。
アンナの夫だったプグリッジ伯爵は、あんなの悪口を言いふらし、ハンカチや下着など、妻の所有物を地下競売に出していました。競売場の主催者とロクソンにつながりがあったため、ナターシャたちはアンナの物品をいち早く買い取り、カインドゥリーにその情報を流したのです。
予想通り、カインドゥリーはナターシャに会いにきて、アンナの名誉を守ろうとし、ナターシャのいうなりになっていたのでした。
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96話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ギロティもクズだけど、ナターシャも相当なクズだね。まさか、お兄様までこんな目に遭っていたとは……この話を聞いているアーシャ様の胸の内を思うと……つらいねえ。
アンナのものを引き取りに来させ、1つ渡すたびに1つプレゼントを持って来いと。そうすれば、「カインドゥリーがナターシャに入れ上げてる」という噂が立つから。
しかも、皇后に話したら、アンナの名前が書かれたストッキングを売るよ?と脅していた。
お兄様、まんまと嵌められてしまったんですね。アンナが既婚者になっても、守ってあげたかったんだ。

でもさー、アーシャ様に話して欲しかったよ。
この時話していたら、アンナの名誉を守り、お兄様を救える、何かいい案を思いついたかもしれない。
話して欲しかったな。
お兄様のことも、自分にしたことも、全て許せないでしょうね。だから、逃す気はないと思うんだけど……ナターシャは使用人に変装して、逃げようとしています。
まだ、自分が狩りの対象になっていることは、知らない状態で。

見つかるのは時間の問題だと思うけど。
ほら。見つかった。
悪者ってのは、こういうときの嗅覚がすごいんだよ。ちょっと変装したくらいで、騙せるわけがない。
あーあ。自業自得だけど。
宴会場に、髪を引っ掴んでナターシャを連れてきたギロティ。さて、これからどうするのかしら。
まさか、ここで処刑する?
一応、まだ、ナターシャのおなかには、ギロティの子がいることになってるんだよね?
ロクソンと浮気したと疑われてはいたけども。そのロクソンは、舌を抜かれてしまったけど。
ナターシャに同情の余地は1ミリもないんだけど、妊婦(ということになっている)を人前で引きずるって、ギロティは人として終わってるってことが改めてわかりました。
・兄がナターシャの邸宅に出入りしていた理由を知るアーシャ
・ナターシャは使用人に変装して逃げようとしていた
・ギロティはナターシャを見つけ、宴会場に引きずってくる

