ラナ、つらかったね。
40話のあらすじ
イラつく国王にアーシャが引き合わせたのは…彼女の妹、ラナでした。思わずラナを抱き寄せると、そんなに強く抱きしめたらお腹の子が驚くと言われ、驚きます。
タルジェンを紹介すると、妹をたぶらかしたのかと掴みかかります。
ラナが止めに入り、昔方目の前のことばかり見て暴走すると国王をたしなめます。常に国が大事で、誰よりも国王にふさわしい人。ラナは、だから姉の代わりに自分がタナトスに送られたのだと告白しました。
→「皇后をさらった彼は」はe-bookjapanでも読める!40話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
もっと感動の再会!となるのかと思いきや、ラナの冷静な観察眼が披露された回でした。
本来は姉が行くはずだったのに、父と母が自分を行かせたのだという告白に、国王は心底驚いていましたね。
しかし、いつまでそうやって怒鳴っているのかと国王をたしなめ、タルジェンをぞんざいに扱うなとはっきり言うラナは、優しいけれど芯の強い女性だと思いました。
ここまで読んできて、国王は結構ガンガンうるさいなと思っていたので、ラナがはっきり言ってくれてよかった。
元々そういう人なのでしょうが、アーシャ様の影響も大きそうです。
ラナのアカデミー時代の思い出が描かれます。
王女とはいっても、敗戦国から来た奴隷同然の立場ですから、アカデミーでは仲間外れにされ、いじめに遭っていました。それでも誰にも相談できない辛い立場でした。
そんなラナに、アモール語を教えて欲しいと声をかけてきたのが、公女時代のロゼリンでした。
実は真面目に勉強していなかったのでよくわからないと答えると、ロゼリンが一緒に勉強しましょうと言ってくれて、友達になるのです。
アーシャ様、若い頃から人格者。ほんとにこの人、素晴らしい人だわ。私も友達になりたい。
「情けは人の為ならず」の見本のようです。
ようやく平穏な日々がやってくると思ったのに、ラナはロゼリンが皇太子妃になるためにアカデミーをやめるという噂でした。
そうでしたね、たしか婚約者もいたのに、無理やり皇太子妃にさせられたんだった。
ラナもアーシャ様も大変でしたね。
次週も楽しみです。
・国王はラナと再会、しかし大きなお腹を見てタルジェンがたぶらかしたのかと誤解する
・いちいち怒鳴る国王をたしなめるラナ
・アカデミー時代、いじめに遭っていたラナを救ってくれたのがアーシャだった