皇后陛下もいよいよ自覚されましたか。
53話のあらすじ
デスポーネ公爵は、重臣会議の場でことさら魔法師団の功績を主張するものの、それを遮ったのはグランド公爵でした。
皇后陛下の功績について聞きたいと言うと、デスポーネ公爵はそれでも自分たちがいたから塔を破壊できたのだと主張します。
グランド公爵はリオネルにも説明を求め、皇后陛下のおかげで騎士たちの被害が少なく、党を破壊することができたのだということが明らかになります。
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この期に及んで、功績を独り占めしようとする浅ましいじいさんは早々に退場して欲しい。皇后陛下が命がけで魔物を引き止めてくれたおかげで、みんな助かったのではないか。
でも、命がけの行動によってたくさんの味方をつけていたので、リオネルが「皇后陛下を重臣会議に参加させて」という要求をしたとき、大多数が賛成します。
皇帝もデスポーネ公爵も、どうしようもなかった。いい気味です。
策略によって味方につけたのではなく、心から忠誠を誓いたいという人たちばかりだから、勢力が逆転するのも時間の問題。いよいよ本格的に、皇后陛下が自由に動けるようになるんですね。楽しみです。
ここでアホなのは、皇帝が政治的なことは全く考えていないということ。デスポーネ公爵は権力維持のことしか考えていないけれど、皇帝はアデルのことしか考えていない。
皇帝が気にしてるのは、おまえ、皇后を暗殺しようとしてないか?(皇后はわたしのもの)、皇后は将来皇帝になるこの母親となる(父はもちろん私!)、皇后がいるべきなのは私の隣!ってことばかり。
じじいですら、こいつやばい!と思うほどの異様な執着心。
マザコン皇帝を今なんとかしないと、いろんな意味でこの国やばい。
さて、リオネルの兄のヴァルドロ公爵は、アデルに時期を見てリオネルと補佐官から退かせてほしいとお願いしていました。
リオネルの名誉のために。そうでした。補佐官は「皇后の愛人」という立場なので、決して名誉ある職ではなかった。
でもこのことを、なぜ自分に言うのか?とアデルは疑問に思いながら、ヴィエッタでの出来事を思い出して、自分の中でリオネルの存在が大きくなっていることに気づきます。
皇后陛下、それは恋心です!リオネルに恋をしているのです!
言えないだろうけど、リオネルが好きだって告白してくれたらなあ。アデルの気持ちも動くだろうか。
アデルがため息をついているところに、リオネル登場!
って、いいところで終わってしまいましたが、二人の気持ちはいつ通じ合うのでしょうか。
このまま、あっさり解任してしまうのだろうか。
いやそれは、お兄さんの気持ちはわかるけど、リオネルが望んでいません。
そんなことしても、リオネルは他の人と結婚なんてしないと思うけど。
・デスポーネ公爵が重臣会議で魔法師団の功績を主張するも、真の功績者は皇后陛下だから今後重臣会議にさんかできることになる
・皇帝とデスポーネ公爵が内輪揉め
・ヴァルドロ公爵はリオネルの名誉のために時期を見て補佐官を辞めさせてとアデルに直訴
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