思わずリオネルの香りを嗅いでしまう皇后陛下。
41話のあらすじ
皇宮から帰るところだったリオネルは、散歩中のアデルに会いました。以前アデルが口にした3名を、望むなら連れてくると言います。
その3名は、アデルと共に塔を破壊してきた仲間でした。カインはノックス家門の一人息子でアデルと同じくらいの実力者。リオネルでさえ名前を聞いたことがありました。
カインの話をしながら笑うアデルを、複雑な思いで見ているリオネルでした。
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ゴットロープの話をすればアデルの気持ちが和らぐことがわかっていて、あえてその話題を出す。
でもカインのことが気になる…自分よりも仲が良く、信頼できる仲間がいることは当然だと思いつつ、嫉妬しちゃいますよね。
先日、アデルがデスポーネ公爵のところから帰ってくるときに、リオネルがジャケットを貸してくれたのですが、ジャケットからすごくいい香りがしたからなんの香水を使っているの?とアデルが聞くと、香水は使っていないと言うリオネル。
そんなはずないわと、思わずリオネルの香りを嗅いでしまうアデル!
アデルがリオネルの体臭を「いい香り」だと感じてるってことですよね。
しかも、香水を使っているのはあなたの方なのでは…とリオネルが思っているということは、アデルに羽織らせた後のジャケットの香りを香水のようだと、リオネルも感じたってことですね。
お互いの匂いをいい香りだと感じてしまっている二人が微笑ましい。
この道が永遠に続けばいいのに…って、リオネルの想いが切ない。
さて、ディアンの方は順調に皇帝の寵愛を失いかけています。
どうして私に会いにきてくれないの?見捨てないでと涙ながらにすがると、涙がついたからか、そのジャケットを脱いでしまう皇帝!
愛人にくっつかれたことがそんなに嫌だったのか。
でも、ディアンの方がまだ兄よりも賢いかなと思います。
自分たちがデスポーネ公爵に利用されていること、いつでも切り捨てられる可能性があることがわかっています。兄はわかっていないけど。
ついには、皇后暗殺まで兄に依頼してしまった。ああ、超えてはいけない一線を超えてしまいましたね。
おとなしくしていれば、死ぬまで安泰に暮らせたものを。
・リオネルは、アデルのためならカイン・ノックスをゴットロープから連れてくると言う
・ディアンが象牙殿に戻ると言っても全く反応のない皇帝
・ディアンは皇后を殺してとレノックスに頼む