あんまりにも嫌いな人と話をして気分が悪くなるの、わかる〜。
33話のあらすじ
皇帝は皇后宮の補正予算を組むことはなく、今日はメイドや執事を送ってきました。とりあえず受け取るも、仕事はさせないことにしました。
デスポーネ公爵がアデルに会いにきます。なぜヴァルドロ家と手を組むのか、自分は皇家の人間、つまりは家族だと言います。ディアンはじきに消されるとも。
ディアンのことなどどうでもいいアデルは、なぜ塔を放置しているのかと聞きました。するとデスポーネ公爵は、自分と手を組んで塔を利用し権力を手に入れようと持ちかけます。
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ほんと、このおっさん、性根が腐ってます。ディアンが皇帝の寵愛を失いかけているとみるや否や、アデルにすり寄ってる。
こういうのを世渡りが上手いというのか。いや、狡猾なだけか。
馬鹿の毒気に当てられてしまったのでしょうか、アデルは熱を出して寝込んでしまいます。意識もなくて心配。医者も原因がわからないようです。
話しただけで相手を意識不明にまでさせるデスポーネ公爵、ある意味最強なのではないか。
アデルは夢を見ていました。
ゴットロープでの出来事みたい。
信じられる仲間たちを置いてきたことを、後悔しているみたいです。ここへきて、あまりに辛い毎日だったから。ひとりでも連れてくればよかったと。
たしかに。気心の知れた信頼できる人がひとりでもいれば、もう少し楽だったでしょうね。
でも、さまざまな事情があって、アデルは一人でくることを選択したみたいです。
夢の最後に出てきたのは、リオネル。もうアデルの中で、リオネルの存在が大きくなっている証拠です。
アデルが倒れたという知らせを聞いて、余計なやつがやってきたよ。
皇帝は、意識が戻らないまま涙を流しているアデルを見て、存在するだけではいられないのなら、閉じ込められていることに気付かないくらい広い塀を作るというのでした。
アデルが倒れたという知らせはリオネルのところにも入りました。
情報がなく心配するリオネルを、皇后宮のメイドが呼びにきます。アデルは意識がないまま、リオネルを呼んでいるのでした。
やっぱりね、こういう時に浮かぶ人が本当に頼れる人なんですよ。
リオネルがやってきて意識を取り戻すアデル。誰でもいいからゴットロープから人を呼んできて欲しいと涙ながらに頼むも、自分のために彼らをここに来させるなんてできないと思い直し、聞かなかったことにしてくれと言いながらまた気を失ってしまいます。
アデルを抱きかかえているところに、なぜか皇帝が入ってきました。痴話喧嘩が始まるのかしら。
・デスポーネ公爵がアデルに会いに来る
・デスポーネ公爵と話した後、気分が悪くなり熱を出して寝込んでしまうアデル
・具合が悪い中でもリオネルを呼ぶアデル