皇后陛下の意外な一面。
26話のあらすじ
アデルが密行のために乗った馬車はヴァルドロ家の馬車でした。街を回りながら平民の暮らしを視察するアデル。衣服も清潔感があり外壁も綺麗。中流階級の水準のようです。
しかしここからわずか10分ほど先には大規模な貧民街があると知らされました。貧民街とは塔によって行き場を失った人たちが集まっている場所です。
リオネルはアデルに、カルヴァン伯爵を呼んだ理由やゴットロープで救助活動をしていたのかとアデルに聞きました。
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皇后陛下はゴットロープの塔対策本部の総責任者だった!!しかも創設者!
なるほど、それが原因で母である太后と対立することになったのでしょうか。
責任者だったと聞いて、さすがのヴァルドロ兄弟も驚いています。
この塔というのは、この中に魔物が入っているようで、塔が地上に降りてきてしまうと魔物が中から出てきてしまうんですね。
それで騎士や人々に犠牲が出てしまう。だからアデルは、塔が地上に着く前に塔を必ず破壊するという気持ちで、全力で戦ったいたのです。
皇后陛下、このときは皇太女様ですけど、戦う様子がカッコ良すぎるんだが。
まさにこういう人が王の器。人望が厚いのもわかります。
最後の一人まで救うんだと言って戦っていた人が、エフモントにきたら塔が落ちてくるのを黙ってみてるやつらばかりなんだもの、そりゃ驚きますな。
公爵邸に着いて、「リオネル」と名前で呼び、砕けた口調で話しているのを聞き、兄はびっくり。
恋人だと思われるように演技をしているということを兄には伝えてなかったので、どうしようかと焦るアデル。焦ってるアデルもかわいいですね。
こんな様子はあまり見られないと思うので、お宝回かも。耳が赤くなってるアデルを見て、意外な一面を知れたなとちょっと喜んでいるリオネルもかわいい。
さて、最後にギグス夫人が皇后陛下の命令書をディアンに伝えていました。次回、象牙殿から出ていくの?出ていきな!
・ヴァルドロ家の馬車で街を視察するアデル
・アデルはゴットロープの塔対策本部の責任者だった
・公爵邸に着いて、アデルがリオネルに親しげに話しかけるので驚く兄