結婚前に、すでに愛人がいるなんてね。
1〜3話のあらすじ
母から、帝国のために、ルシオのために、エフモント皇帝からの求婚状に応え、嫁ぐように言われるアデル。
信頼できる人など一人もいない遠い大陸の地にやってきたアデルを、途中で騎士団長のリオネルが迎えます。
アデルは馬車の中で着替えをしていましたが、ドレスではなく乗馬服でした。2ヶ月もの間、船と馬車に揺られていたので、馬に乗ると言い出します。
軍馬に乗るのは危険だと騎士が忠告しますが、アデルはそんなことおかまいなし。乗馬の腕前は素晴らしいものでした。
1〜3話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
「皇后の座を捨てます」という台詞で始まる第1話。皇帝の元を去るところから始まりますが、場面はすぐに過去に移ります。
アデルは母親に疎まれているようで、望まない結婚を強いられたのでしょうか、なにか訳がありそうです。
エフモントへの道中、馬に乗りましたが、女性が馬に乗るのは珍しいようですね。リオネルが驚いていました。
まあ、アデルはゴットロープの皇太女で塔の核を取り除くことができる最上級のストライカーなので、馬くらいなんともないでしょう。
さて、皇宮ではディアンが皇后のための王冠を選んでいました。愛人如きが皇室の行事に口を出すことが気に入らない公爵がケチをつけにきたところに、皇帝も顔を出します。
ここで狡猾なのがこのディアン。公爵にいじめられたかのように振る舞って、皇帝の気持ちを引くという、まあ、愛人によくありがちな行動をするわけですが、それにまんまと騙されている皇帝も馬鹿ですな。
ディアンは、皇帝を誰にも渡さない、たとえそれが皇后だとしても…と思っているので、これからアデルに対していろいろと仕掛けてきそうですね。
かなり狡猾な感じがしますので、アデルにスパッとやられて欲しいなと思います。早くも、反撃が待ち遠しい。
ディアンとディアンの兄が今後のことを話し合っていました。どうやら皇帝がディアンを皇后にせず愛人のままにしているのは、「皇后」という言葉にアレルギーがあるかららしいです。
自分の母親が先代の皇后の迫害によって亡くなったので、皇后という存在自体が嫌いなよう。
ディアンは、自分は肩書きはなくても、愛と権力を持っていると豪語するのでした。
※塔:空から降ってくる塔の形をしたゲートで、魔物が出没する
※ストライカー:塔の核を直接攻撃できる、攻撃型魔法使い
・アデルは母親に疎まれ、エフモント帝国の皇后になることに
・エフモント皇帝にはすでに愛人がいる
・愛人ディアンは、皇帝は誰にも渡さないと決意する