お兄様、諦めないでよかった。
外伝1(2)のあらすじ
しばらく幸せな日々が続いていたふたりでしたが、突然皇帝とデスポーネが法案を発議します。
その法案とは、皇族の配偶者の政治的権限を制限するものでした。ヴァルドロ公家を排除する意図は明らかで、この法案が通れば、テセウスは重臣会議にすら出席できなくなってしまいます。
その話を聞いたエリザベータは、テセウスとの離婚を決意します。
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外伝1の感想(ネタバレ含む)&次回考察
この時点で、法案に反対し、破棄させるだけの力はなかったから、エリザベータは離婚という道を選んだんですね。
そうしなければ、ヴァルドロ公家だけでなく、その傘下にある家門までが力を失ってしまうことになります。
正しい選択ではあります。理論的には。
でも、テセウスの気持ちがついていかない……それほど、エリザベータのことを愛していたんですね。
エリザベータは淡々としているように見えますが、そんなことはないと思うな〜。
ふたりとも、辛いですね。
最初は政略結婚だったけど、本当に愛し合う夫婦になっていたから。
でも、運命はふたりに味方します。
数年後、アデルがエフモントに来たおかげで、状況が変わりました。
あれよあれよという間に、エリザベータは皇帝になってしまった。
ここで、テセウスは改めてエリザベータを一緒になりたいと思うのですが、一度拒否されます。
と思ったのは、テセウスのはやとちり。
離婚した日、冷静で淡々としているように見えたエリザベータでしたが、テセウスの元を去るときに振り向かなかったのは泣いているのを見られたくなかったからです。
切ない……。愛し合っているのに、皇帝とじじいのくだらない陰謀のせいで離婚しなきゃいけなかったなんて。
でも、いまだに二人は愛し合っていたので、ヴァルドロ公爵の力であの法律を廃止してくださいというエリザベータ。
そしてもう一度結婚しましょうと、テセウスへの想いを伝えてくれました。
無駄なすれ違いもほぼなく、またふたりが一緒になれてよかった!!
テセウスがエリザベータに想いを告げるところは、ぜひマンガで見てほしい。
いつも冷静沈着に見えるお兄様も、内側にはこんな想いを秘めていたのね。
バカ連中のせいで少し遠回りしてしまいましたが、また幸せになれてよかったです。
・幸せなふたりを引き裂く法案が発議される
・ヴァルドロ公家を守るために離婚する
・エリザベータが皇帝になったので、改めて想いを伝え合うふたり
→外伝2へ続きます。
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