二人の馴れ初め!
外伝1のあらすじ
エリザベータの父は、もう先が長くないと悟り、エリザベータにヴァルドロ公爵との結婚を命じました。
容姿端麗で明敏だというテセウス・ヴァルドロの噂はよく耳にしていましたが、権力を持つ男たちの醜さをよく知っていたエリザベータは、結婚しても心を開くことができませんでした。初夜も拒否します。
一方のテセウスは、子供の頃から人知れずエリザベータを慕っていました。だからこそ、彼女に何も強要したくはなく、心を開いてくれるまで待つつもりでいました。
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外伝1の感想(ネタバレ含む)&次回考察
この兄弟は、本当に我慢強い良い性格なのですね。
お兄様はエリザベータのことがずっと好きで、でもヴァルドロ公家とウルリッヒ皇家とは仲が悪かったから、絶対に結ばれるはずはないと諦めていた。
でも、バカカールとデスポーネがいたおかげで、この二人が結ばれることになりました。
カールがデスポーネの傀儡になっていることに気づいた先帝が、娘をヴァルドロ公家に嫁がせて、対抗しようとしたのですね。
しかし、この先帝もろくでもないけど。
外で子供作って(カール)、それを皇后に押し付ける。
ほったらかしにしていたら、デスポーネとその子が力を持ってきちゃったからなんとかしなきゃと、娘を利用する。
エリザベータにしてみれば、政治の道具として売られたようなもの。
この結婚になんの希望も持っていなかったのですが、相手がテセウスで本当によかった。
ある日の重臣会議でのこと。
テセウスはバカ皇帝やデスポーネにひどい侮辱を受けます。エリザベータはひどく腹を立てますが、テセウスは冷静でした。
帰り道でも常にエリザベータを気遣ってくれるテセウスに、心を開かないはずがない。
そして無事に、本当の初夜を迎えます。
お兄様、ここまでよく我慢しました!
兄弟、ふたりとも、初恋の女性と結ばれたんだ〜。
それなのに、いったんは離婚しなきゃいけなかったなんて、本当切ないな。
そのあたりのこともこれから描かれていくのだと思いますが、今は幸せだってわかっているので、安心して読めますね。
・エリザベータは先帝からヴァルドロ公爵との結婚を命じられる
・権力を持つ男の卑しさを知っていたから、最初はテセウスを拒否するエリザベータ
・常に自分を気遣うテセウスに、エリザベータは心を開く
→外伝2へ続きます。
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