
ロクサンの安心感たるや。
6〜7話のあらすじ
勝利の祝典3日目。セフィアは、顔だけだして帰ろうと思っていましたが、毎晩皇后宮に雄が出入りしているという噂を耳にします。もちろん、その噂の根源はティティエでした。
にもかかわらず、その場では皇后をかばってみせるティティエ。するとそこに、ティティエの兄、ゲロルドが乱入してきます。セフィアの侍女を突き飛ばしたため、セフィアが謝罪を要求するも、毎晩別の男を部屋に呼んでいるそうですねと無礼な発言をします。
ロクサンがやってきて、ゲロルドを撃退。セフィアに、自分を利用しろというロクサンでした。
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6〜7話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
たしかに。ロクサンが愛人だということになれば、そこらの男は寄ってこないでしょうね。しかし、皇帝の視線が厳しいね。
ことのほか、ロクサンに対して敵意を持っているようだから。
ロクサンはセフィアを誘って、夜の庭園へ。しっかりと「愛人」であることを印象付けるためです。
で、ここで気になる話。ロクサンにはかつて恋人がいて、いまだにその人を愛しているんだとか。別れちゃったらしいんですけど。
てっきりセフィアのことが好きだと思っていたので、あえてここでこんな話をする理由はなんでしょう。もう別れているなら、言わなくてもよかったと思うけど、その人のことを愛していると言いながら、セフィアへの愛も感じますけど。

もしかして、その相手がセフィア?だとしたら、なぜセフィアは覚えてない?
気になる。
とりあえず、ロクサンの目論見通り、レオポール公爵が皇后陛下の愛人だという噂が広まり始めたので、ふたりはバルコニーでゆっくりお酒を楽しみます。
せっかくふたりでいい雰囲気になり、楽しくお酒を飲んでいるのに……邪魔が入ります。
ティティエがわざわざ、皇后陛下がこちらに!って、皇帝を連れてくる。なんで??
セフィアは、くだらない噂を消すためだと説明し、ロクサンは噂の出所を探ったら?と皇帝にいいます。

ティティエは、やばいと思ったでしょうね。調べればきっとわかることだし。
ここで、もう戻りましょうと皇帝を遠ざけようとするところに、ティティエの小物感が。なんだか、すぐに自滅しそうな気もしますね。
このとき、デミオスが、ロクサンに関わると最後は破滅すると捨て台詞を吐いていたので、後日、気になったセフィアは、侍女のレモディ夫人に話を聞いてみました。

デミオスとロクサンはいとこだったんですね。
本当は、ロクサンの父である、ラクシムス嫡王が皇位を継承するはずだったのに、なぜか弟のギルティアに譲った。ギルティアの息子がデミオス。
デミオスは小さい頃に原因不明の病気にかかったり、両親が伝染病にかかって亡くなったり、挙げ句の果てにはその原因がロクサンだとされて、かなり辛い幼少期を送ってきたようです。
でも、レモディ夫人はそれは濡れ衣だと思っていたし、皇宮にも心ある人はいるようです。この出来事と、セフィアがなにか関係しているのかしら。
そもそも、なぜ嫡王が弟に皇位を譲ったのかもわからない。多分、相当重要な理由があったのでしょうね。
ただ、ロクサンも皇位を継げる人ってことだね?ということは、セフィアがバカ皇帝と別れて、ロクサンが皇帝になればいいんじゃない?
・セフィアが毎晩違う男を部屋に呼んでいるという噂が広まる
・その噂を消すために、ロクサンは自分がセフィアの愛人であるという噂が広まるようにする
・ロクサンは両親を亡くし、伝染病の原因を作ったと濡れ衣を着せられていた

