
最初から愛人がバカなの、安心する。
4〜5話のあらすじ
ロクサンがクロード・レオポール公爵だったと知って驚くセフィア。魔族を討伐しただけでなく、魔力石の鉱山を6つも発見するという素晴らしい功績を上げての帰還でした。
皇帝が、その功績を讃え、何か望みはないかと聞くと、ロクサンは皇后陛下からの祝福が欲しいと答えます。セフィアは司祭が示した「イシュタルの星」。獣人国を復興させる女性とされていたため、デミオスはセフィアを妻に迎えたのでした。
実際、誰かに祝福を授けたことはないけれど、ロクサン相手ならできる気がすると思い、セフィアは祝福の言葉をかけます。
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4〜5話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ロクサンはすでに、セフィアに惚れている気がする。そして、それにデミオスが嫉妬する予感。
皇帝と皇后のダンスから宴が始まりますが、君の愛人もきているのか?と聞いてましたからね。
宴が始まると、愛人ティティエの周りに群がる貴族たち。この女は、田舎貴族が幼女にしたらしい。すでに成人したティティエを養子にし、今回皇帝の愛人になったということで、鼻高々になっている。
この両親も、ちょっといけすかない。

というか、かなりいけすかない。すごく感じ悪い。
ここで、討伐隊を首都に入れて欲しいとお願いしたのは私と、ティティエが堂々と嘘をつきます。いやー、厚顔無恥も甚だしい。
はあ?と思っていたら、騎士やロクサンが「皇后陛下のおかげ」とちゃんと言ってくれた!

あっさり嘘バレる。ざまあ。
こんなすぐにバレる嘘をつくって、ティティエはかなり頭悪そうですね。
いいわ。いい感じだわ。
父親もバカだから、私の娘を侮辱する気か!討伐の際に蛮族に毒されたんだな!とかいうんだけど、もちろんロクサンが黙っていない。ルブール伯爵、びびって耳が出てしまった。
人前で耳とか尻尾を出すような行為は、みっともないとされているのかな。周囲にくすくす笑われて、ざまあです。
ティティエはしおらしく、謝罪の意味も込めて私とダンスをとロクサンを誘うんだけど、最初のダンスは皇后陛下に捧げるとこちらも撃沈。

いい!すごくいい!最初からすごくいい展開。
ダンスをしながら、正体を隠していたことを謝るロクサン。でもロクサンという名前は母がつけてくれた子供の頃の名前だそうで、そっちで呼んで欲しいといいます。
なんか……ロクサンとデミオスの間には、秘密がありそう。今はデミオスがかなり強く出ていて、「話すこと」ができないと言っていたけどこれはなんだろう?
これから明らかになっていくのでしょうが、いずれ立場が逆転して、ロクサンがセフィアを幸せにしてくれる展開を望みます!
今はティティエが皇帝を自分に溺れさせようと必死だけれど、そうはならないんじゃないかな。
セフィアが悔しがったり、嫉妬したりすれば別だけど、もう皇帝に興味ないでしょ?
こんな酷い扱いを受けて、愛情を持ち続けられる女なんていませんよ。
・討伐隊の帰還を祝う宴が催され、ロクサンがレオポール公爵として現れる
・討伐隊を迎え入れたのは自分だとティティエが嘘をつくもすぐバレる
・ティティエは皇帝を自分に溺れさせようと必死

