アドル家の心の美しさは、しっかりと受け継がれていたんだな。
84話のあらすじ
ロマニクの武器店で様々な剣や盾を見ていたダイク。華やかな武器が並ぶ中で、床に置かれたままの地味な盾を見つけます。
それはアドル家の盾でしたが、やぼったいため人気がないのだとか。しかも安くないので売るのが大変だと店主がボヤきます。
しかしその質の高さを見抜いたダイクは、エールの炎をダイク家に送ろうと決めます。この店で一番高い武器と同じ値段で、その盾を買い取りました。
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最高の盾を手に入れて満足なダイク。さっそくソソスペンに戻って…と思っていたら、護衛の騎士に襲われてしまいます。
その騎士は護衛ではなく、ソスペン国王がつけた刺客。特別な魔法毒を塗った剣で刺すように命じられていました。
ダイクが襲われそうになった時、後ろからつけてきていた謎の男が「あぶない!」と助けに入ります。
それがアドル家の長男、エドウィンでした。
エドウィンは、自分たちの盾の価値に気づいたダイクが気になって話しかけようとしていたんですね。だから、ダイクを助けられた。
でも、死にはしなかったものの、刺されてしまったため、毒にやられて1週間も眠っていたのです。
しかもその間に、ソスペンではドラゴンとの戦争が始まっていました。
ああ、国王の思う壷になってしまっていたのか。
ドラゴンがダイクを恨んでいた理由が、これだったんですね。
ダイクはまったく悪くないし、エールのことを心から愛していたのに、ソスペン国王のせいで「裏切り者」になってしまった。
ほんとじゃないって、エールにだけはわかってほしい!
何がなんでもソスペンに戻ろうとするダイクに手を貸すエドウィンが、もうアドルそのもの!
この人の血は、間違いなくララに引き継がれています。
なぜ危険をおかして自分を助けるのかというダイクの問いに、人を攻撃するためではなく、何かを守るために武器を見ていることがわかったから、そういう人に技術を提供するのが自分の信条だと。
エドウィン、素敵すぎる。
ダイクはソスペンへ転送される前、特別な魔法をかけた鍵をエドウィンに渡します。最悪の場合はここに炎がやってくるからかまどに投げておくと良いと。
それを、ララが見つけたってことなんですね。
ダイクとアドルのつながり。こんな事件があったとは。
エスカルとララの出会いは運命だったんだ。
名前も言わず、ご先祖さまもひとりで抱え込んじゃうタイプかしら。「子孫の代での出会いに期待しよう」って、出会えましたよ、エスカルとララ。
あー、切ない回でした。
・ダイクはロマニクでアドルの盾の価値に気付いて購入
・ソスペンに戻られたら困るので護衛騎士がダイクを刺すが、アドル家のエドウィンが助ける
・毒で死にかけているのに必死でソスペンに戻ろうとするダイク
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