殿下、それは仕方ないわ。
48話のあらすじ
ララはブリカへの手紙で、青い蝶とブルードラゴンについて尋ねていました。ブリカの返事には、アカデミーで、ソスペンには命を吸い取る青い蝶がいると習ったことがあるとありました。
皇宮図書館の入室許可証が同封されていたので、ララは調べ物をしに図書館へ向かいます。
本があまりに多くて、なかなか目指す情報が見つけられずにいたララのところへ、ヘイゼンがやってきました。
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ララがエスカルにソスペンのことをきいたとき、本でも十分じゃないか?と言われて、私の夫が育った場所があなたにとってどんな場所だったのか知りたいと答えるのですが、エスカルにとっては予想だにしない答えだったのでしょう。
あまりにかわいくて、思わずララを抱きしめてしまうエスカル。
少しぽかんとしたエスカルの表情が良かった。
エスカルは、近いうちに「チェルスペン」を紹介すると言いました。チェルスペンとはソスペンで最も名高い宝剣なのだそうです。
エスカルの言うことも聞かないと言っていたのですが、宝剣が人格を持っているのでしょうかね。
さて、ヘイゼンがララのところへきたのは偶然か。それとも、ララが来ていることを知っていて、このタイミングを狙ってやってきたのか。
後者のような気がします。
ヘイゼンのお母さんは魔法使いの血筋で、ソスペン出身なんだとか。
で、ヘイゼンはララに、力を持ったら何を望むか?と質問します。
欲のないララがどう答えるのかと思ったら…やはり「何も望まない」でした。
自分で手に入れた力じゃないから、泥棒になってしまうと。
自分で手に入れたもので誠実に生きたいと。
はい、爪の垢でも煎じて飲みたい気分です。
この若さで、こんなこと言える人を私は知りません。
ヘイゼンはどんな答えを期待していたのでしょう?
ララの答えを聞いて、真っ赤になってしまうヘイゼン。誤魔化すために窓を開けますが、外からかすかに硫黄の匂いを感じて、ララは思わず窓から身を乗り出します。
そんなララを見て、火照りが治らないヘイゼンでした。
ヘイゼンは、幼い頃、ララが自分に声をかけてきた時から、ララのことがきっと好きなんですよね。
今はダイク侯爵夫人だからどうしようもないけれど。
しょうがないよな〜〜、人を好きになってしまう気持ちは、理性では止められない。
無意識のうちに人を魅了してしまうララの罪深さよ。
・ブリカの手紙でもドラゴンのことはわからなかった
・皇宮図書館にソスペンのことを調べに行くララ
・図書館でヘイゼンと会う
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