エスカルは本気なのよ、ララ。
37話のあらすじ
ララがエスカルに会いに来ました。リントをダイク家に置いていたのは、第一皇子から守るためだっと事情を聞いたララは、どうすればいいのかと途方に暮れます。
第一皇子は第二皇子の勢力同然であるアドル家を疎ましく思っており、貴族裁判を開いてアドル家の名誉を失墜させるつもりのようです。
そうなれば家業は終わり。エスカルは、青ざめるララをテラスに誘います。
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夜風が気持ちいいぞって、そんなこと話している場合じゃない!って思ったでしょ、ララ。
でもこのお庭、すごいんです。
一面に花が植えられていて、香りもするんだけど、花粉が飛ばない!
ララのために特殊魔法を研究して花粉が飛ばない花を作った!って、平然と言ってるけど、それすごいことですよね、きっと。
ララのためならなんでもしちゃうんだな、エスカル。
そこで指輪を渡してプロポーズするエスカル。俺を利用しろって。
俺を愛してなくてもいいからって。
もう、せつなすぎる。
愛され方も愛し方も知らないからこんなことを言っちゃってるけど、ララのことは本当に大好きなんだよね。
申し訳ありませんがそれは承諾できません。ああ、断られてしまった…
こんなときこそ、利用してやろうと思うくらいのあざとい令嬢だったら簡単にプロポーズを受けただろうけど、そうじゃないからエスカルはララのことが好きなんだもんね。
さてそのころ、アドル家の面々は第一皇子と話し合いの真っ最中。話し合いというより、最後通牒的な。
皇帝の許可も得たし、貴族裁判を開くというのです。
アドル家、崖っぷちです。
どうやって裁判を乗り切るのでしょうか。
・第一皇子は第二皇子側のアドル家が疎ましかった
・密輸に絡んでいるとされれば家門は終わり、頭を抱えるララ
・俺を利用しろ、愛してなくてもいいからとプロポーズするエスカル
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