ビジネスを始めるのか、ビアンカ。
12話のあらすじ
ビアンカがぶつかった木箱の中にはナイフを持った子供がいました。ガスパルに掴み上げられて、ガタガタと震えて泣いています。
ニコラと呼ばれたその男の子はろうそく屋の息子で、ろうそくを使えなくしてしまうのだと工房の男が説明しました。ビアンカが見てみると、ろうそくには見事な彫刻が施されていました。
その子にわけを聞いてみると、昨日神様がろうそくに閉じ込められて息苦しいから助けてほしいと言った、だからろうそくを彫って神様を助けたのだと言うのです。
12話の感想（ネタバレ含む）＆次回考察
すごい。習ったことともないのにこんな彫刻ができるなんて。
他の大人たちは、ろうそくをダメにする悪癖だと言っているけど、ビアンカは違う感じ方をしたようです。
ろうそく1本といえどもアルノーの財産。勝手に使えば窃盗罪になる可能性もある、ここはしっかり叱らないといけないとヴァンサンが助言しますが、ビアンカは先程のお針子と同じように、明日中に私のところに来るようにと言います。
さて翌日の早朝、呼び出された二人は恐る恐る城にやってきました。昨日、傷を手当てしてくれたお礼をイボンヌにいうニコラ。ハンカチは洗ったけれどまだ乾いていないのでというと、感謝は奥様にしてといわれます。
怪我を見てあげるように言ったのも、ハンカチを貸してくれたのも奥様だからと。
そんな話をしていたら、洗濯物を持った下女がイボンヌに思い切りぶつかり、「裏切り者」といいました。追い出されたアントは友達が多かったらしく、アントが追い出されたのはビアンカのせいだという噂が広まり、イボンヌはそのビアンカを守る裏切り者とされていたのです。
はあ。どこにでもあるなあ、こういうの。
大丈夫、イボンヌはいい子だし、ビアンカはそんな悪妻じゃない。
今世は心を入れ替えて頑張ろうとしているから、きっとわかってくれる人が少しずつ増えていくはずです。
イボンヌも、ほんとにいい子ですね。こういうことをいちいち告げ口したりしないし、とにかく奥様のため！ってがんばってるので、すごく応援したくなります。
一方、呼ばれた二人は、ビアンカを見てびっくり。昨日は着膨れしていたので太っていると思っていたのに、ビアンカはほっそりした美人ですからね。
そして、お針子にはレースの作り方を教えるから1週間できるだけやってみろと、ニコラには蜜蝋でできた高級なろうそくを渡し、好きなだけ彫刻して作ったものは私に返すのが罰だといいます。
窃盗罪だと手首を切られるかもしれなかったニコラは、驚きます。罰どころか、ご褒美だと。
ニコラ、すっごくかわいい。
ビアンカは、二人の才能に投資するのだと言いました。それで商売を始めるつもりだと言います。
そうか、前世では領地のことを何もしてこなかったから、今世は領地経営に力を入れようと思っているんですね。
たぶん前世では、誰も必要なことを教えてくれなかったから、ビアンカもどうしようもなかったのだと思います。
でも今は違う。これから何を始めるのか、楽しみです。
・ろうそく工場を見学すると木箱の中に隠れていた男の子が、ろうそくに彫刻をしていた
・お針子とろうそくに彫刻していた子供がビアンカのもとにいくと、新しい仕事を任される
・イボンヌは他の下女から「裏切り者」といじめられている
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