私がデートしたいです。
78〜79話のあらすじ
リアムはディランの元婚約者、セシリアの元を訪れていました。何度訪問しても会ってもらえませんでしたが、くじけずに通い続けます。
真実を話せない禁忌魔法をかけられているセシリアを救いたいと思うと同時に、黒幕の正体がわかるかもしれないと思っているからでした。
建国祭前日、警備のリハーサルを終えたリアムの元へ、カイルがやってきました。俺とデートしよとリナリーを誘います。
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はっきり告白されて、どう接したら良いか分からずにカイルを避けていたので、カイルの方から距離を縮めにきました。
カイルが黒幕の可能性もゼロではないので、二人きりになるのはまずいと思いつつ、強引なカイルに連れて行かれるリナリー。
魔法で髪も長くなり、町娘の格好をしてデートを楽しんでしまいます。着替えたリナリーを見ているカイルの表情がいいな。
そして恋人つなぎ!
もう離してあげないって、そんなこと私も言われてみたいです。
カイルも最初の頃より、表情がすごく豊かになってると思います。素敵な男の子のなりましたね。
二人が楽しい時間を過ごしているころ、皇宮ではディランは父である皇帝と食事をしていました。
皇帝とはかなり仲が悪いみたいです。明日は皇太子らしい姿を見せろとか、早く結婚して子をなせとか。無能なお前でも子を残すくらいできるだろう?と。
やはりあの女の血を引くだけあると母を侮辱されて、席を立ってしまうディラン。
こんな父親じゃ、子供がひねくれても仕方ない。
心の底から父を愛していた母を壊した皇帝を許せない。だから、母の死後はずっと国も民も、そして自分さえもどうでも良いと思って生きてきたのです。
でも今は守りたいものができたディラン。父親のような皇帝にはならないと心に誓うのでした。
今のディランなら、きっとできるでしょう。でも黒幕を突き止めないとね。
・リアムはセシリアの話を聞こうと、面会を断られても挫けずに訪問を続けている
・建国祭前日、警備のリハーサルが終わったところでカイルがリナリーをデートに誘う
・皇帝とディランはかなり険悪な仲
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