もう帰らなくてもいいじゃないか、セリーナ。
64話のあらすじ
セリーナを襲ってきた暗殺者一味、カルシオンが送ったジュナ捜索隊、そしてジュナ本人が一堂に会しています。
護衛隊も加勢して、ジュナは無事でした。自分は生きるために逃げただけだから助けてほしいと懇願するジュナ。リレルにも完全に見放され、ランバード邸に帰りたいといいますが、セリーナは、用なしのジュナをどうして助けなければならないのかと聞きます。
すると、ジュナは重要なものを持っているから、と言うのでした。
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その重要なものとは、アイレルの遺言状だというのです。でもジュナは字が読めません。
なぜ遺言状だと思うのか?と聞くと、アイレルが亡くなった後に、探してくるようリレルに命令されたからだというジュナ。
ベッドの下に落ちていたせいでしばらく見つからなかったらしいのですが、もし後で見つかったら大事になるとリレルが騒いでいたので、きっと遺言状だと思うと。
本当にそうなのかはわからないですが、その可能性はあると考えたセリーナ。しかしジュナは、その遺言状を今持っているわけではありません。
ランバードに行く途中に隠してあり、自分以外には見つけられないと言います。
まあ、この後に及んで嘘はつかないですかね。
遺言状かどうかはわからないにせよ、もしそれが嘘だとわかれば、今度こそ本当に命を失うかもしれないのですから。
遺言状があるということはアイレルが他殺ではなくて自殺だったということになります。
つまり、カルシオンの他殺説は崩れてしまう。亡くなった理由がわかれば、これ以上セリーナが社交界をを探る必要はなく、復讐はカルシオンがすればいい。
セリーナは、元の世界に戻る?
これ以上、恋人の演技も必要なくなると考えたら、胸が苦しくなるセリーナでした。
あれほど帰りたかった元の世界。いざ帰るとなると、息苦しくなってしまう、それほどセリーナの中でカルシオンの存在が大きくなってしまったんですね。
もともとこの世界にきたのも、崖から落ちた時だから、あっちの世界では亡くなってるんじゃないかと思うのですが、だったらこのままここで暮らせばいいのに。
って簡単には割り切れないでしょうかね。
とりあえずは、アイレルの遺言書の確認が先ですね。
・暗殺者グループからジュナを助ける
・ジュナはアイレルの遺言書をランバードに行く途中に隠しているという
・遺言書があるならアイレルは自殺、自分がここに止まる理由がなくなると思うセリーナ
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