
エリアーノが不憫で……。
10〜11話のあらすじ
パメラは階段を踏み外し、運悪く、重い荷物を持った使用人長ミラーが通りかかったため、足を怪我したという話を聞いて、水面下での戦いが繰り広げられていることを知ったエリアーノ。
今日は、体調が万全でない中、ハイルン伯爵令嬢のお茶会に参加しています。お茶会では紳士の集まりに引けを取らない、重要な情報が行き交うからでした。
その席で野蛮族と呼ばれている「シャライ」という遊牧民たちが、ニンプスに出没しているという話を耳にします。ニンプスとは、中立国である教皇庁のことです。ここは、ザカドールとの領有権争いの的になっていました。
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10〜11話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
なんか、現実味のあるストーリーだなと思いました。
エリアーノが必死で情報収集するのは、過去の記憶だけに頼るのは危険だと思ったし、若い頃の自分は政治にも興味がなくて、難しい話についていけなかったから。
知識がある今こそ、さまざまな情報を仕入れて、ザカドールに嫁がされないためにはどうすればいいか、ということを考えてるんですね。

こういう回帰ものって、過去の記憶を頼りに、序盤はスムーズに話が進んでいくことが多いから、こんなふうに、先が読めない展開はおもしろいです。
さて、魔道具のイヤリングを探していたイザベラですが、見つからないみたい。エリアーノからは、あれがランベール侯爵家(母型の実家)の家宝だと聞かされますが、イザベラも家宝を持っていた。
それが、ゴールドスティーン。毒を中和してくれるという金のゴブレットです。
ここで、気づいてしまった。自分に、髪色を変える魔道具をくれたし、かわいがってくれたけど、自分には本当の家宝の存在すら教えてくれなかった。
お母さまについては、まだ詳しく描かれていないですが、少なくともエリアーノをいじめたりはしていなかったのに。

イザベラとデミアンだけがかわいかったんだろうか。
このあたりは、これから描かれるのかな。
さて、ベロニカ・ハイルン伯爵令嬢の乗馬会の日。
ここでまた、エリアーノとフリントと会いました。たまたま結婚の話になると、フリントは結婚しないという。
それなら「ロサナ公女」はどうですか?とエリアーノが聞くのですが、利益のために結婚はしないと、フリントは塩対応。
エリアーノは、そういうつもりじゃなくて、ほんとにこの人がいいと思ってたみたいだけど。
前世で、自分を迎えにきてくれた人ですからね。
でもね、フリント。エリアーノに惚れた気がする。
て名付けることが難しいと言われていた名馬に触れているエリアーノを見た時の表情。
これは、落ちたね。
作者さん、作画上手いな〜。セリフなしで、フリントが落ちたところを、うまく表現してる。
ここ、ぜひマンガで見てください!
・エリアーノはお茶会で情報収集
・イザベラが本物の家宝を持っていたことを知り、ショックを受けるエリアーノ
・ハイルン伯爵令嬢の乗馬会に参加、フリントはエリアーノに落ちた


