フランツの優しさと聡明さが垣間見える。
7〜8話のあらすじ
ロテイアの王は数年前から寝たきりで意識がなく、国の実験は王妃が握っていました。
王妃に呼ばれたユディットは、呼びに来た侍女ヘレンに強気に出ることで、自分の態度が王妃に伝わることでフランツから意識をそらせようとします。
いよいよ王妃と対面。前世と変わらない傲慢な顔を見て安心するユディット。
途中で襲撃されたことについて聞いてきた王妃に、フランツが助けてくれなかったと嘘をつきます。
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7〜8話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
フランツが剣を抜かなかったのは、剣の才能がないからだという王妃に、一国の王太子に剣の才能がないのかと聞くユディット。
王妃の怒りを買うように、あえて「王太子」という言葉を使ったのです。
王妃は今、自分の息子であるクロル度を王位につけようと権力の基盤を整えている最中ですから、そこでフランツが王太子ではないのかとユディットに聞かれて怒るのは当然です。
これは、ユディットの作戦。フランツへの嫌がらせを減らしたかったから。
しかしまだ、行き当たりばったりなところがあり、綿密な計画は立てていないようですね。
早くきちんと計画しないと、王妃に何をされるかわかりません。
さて、王妃の寝殿から戻る途中で、ユディットはクロルドに出くわしてしまいます。
ユディットは、前世でクロルドに襲われていたようで、しかもその罪を王妃がユディットにかぶせたのです。
今世でもまた、ユディットに絡んでくるうざい男。
母が母なら、子も子だな。
気持ち悪い。
どうする、なんとか逃げないと、ユディット!と思っていたら、フランツが助けに来てくれました。
通りすがっただけだと言っていましたが、王妃のところに行ったと知って、様子を見にきてくれたんじゃないのかなと思います。
そうだったらいいな。
クロルドに気をつけるように助言してくれたところまでは良かったのですが……
同調するなら止めないなどと、よけいなことを言ってしまったフランツ。
まだユディットを信頼しきれない気持ちはわかるけど、ユディットがクロルドに心変わりするなんて、疑っちゃだめでしょう。
でもフランツは優しい人だから、失言をきちんと謝ってくれました。
まだ正気を保っている証拠ですね。よかった。
ユディットはクロルドへの怒りもあって、ちょっと感情的になっちゃいましたけどね。
王妃の怒りを買ったから、結婚式も延期になってしまいました。
さてユディットは、これからどんな作戦を立てるのでしょうか。
まだ誰も味方がいない。
フランツも戦力にはなってない。どうやって王妃に対抗するつもりなんだろう。
・ユディットは王妃に呼ばれて面会に行く
・わざと「王太子」という言葉を出して、王妃の怒りを買う
・クロルドと再会しまた絡まれるも、フランツが助けてくれる
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