
ドーハの受難。がんばれ。
38〜39話のあらすじ
レオンハルトの意識は戻りましたが、毒の後遺症で、一時的な記憶喪失となってしまいました。結婚する前までの記憶はあるのですが、ドーハのことをまったく覚えていません。
ネイト卿は、スパイとして送り込んでいる侍女から、ドーハがレオンハルトの記憶を取り戻すため、薬草畑で薬草を摘んでいるという話を聞き、これを利用して二人の中を引き裂こうと考えました。
別館では、マーガレットが薬を飲んだ後、吐血して発作が止まらなくなってしまいました。セリオンは、レオンハルトが雇った侍女が犯人だというのですが……。
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38〜39話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
記憶喪失パターンできましたね。毒からすぐに回復するとは思っていなかったけど。
どうかこのくだりが長く続きませんように。ドーハがかわいそすぎて。
だって、「私がこうなった原因はあなたにあるんだろう」なんて言われたらさ。たしかに、ドーハの家族が毒の入った酒を飲ませたんだけど、ドーハのせいじゃないじゃない。
記憶を失うと、やさしさまで失うのか。結婚した時の、そのまんま。

あの、冷たい公爵に逆戻りです。
そして、さらに悪いことがおきます。ドーハが指示して、マーガレットに毒を飲ませたという、医師の遺書が出てきて……ドーハは独房に入れられてしまいます。
記憶がないから仕方がないとはいえ、レオンハルト、ここまで冷たいやつだったのか…。
これ、どう打開するの?と思ったら、ダニエルがレオンハルトに物申してくれた。
レオンハルトは、ドーハが薬草畑に行っていた=毒草でもとりに行っていた?と思ったんだろうけど、それはレオンハルトの記憶を取り戻すための薬を作る材料を探しに行っていたのだと、ダニエルが教えてくれました。
しかも、マーガレットに毒を盛ったのは自分の父だとまで話したけど、レオンハルトの態度は変わりません。

どうやら、レオンハルトには、彼なりの考えがあったみたいですね。
短絡的に、ドーハを独房に入れたのではなく、ネイト卿が主犯だという証拠がないから、ドーハを閉じ込めておくほうが安全だと考えた?
それならそうと、何か話してくれていればよかったのに。
なんと、公爵領にバーシャル軍が侵入したとの知らせを受けて、レオンハルトは出陣。それを知ったドーハも、侍女長シルビアの助けを借りて独房から脱走、自分も戦地へ向かってしまいます。
記憶を失ったレオンハルトが、あなたは前後を考えずに動く傾向があるようだ的なことを言っていたけど、たしかにそうんだんだよなー。

ドーハ、そういうところ、ありますよね。
ドーハの兄が当主にふさわしいかというと、決してそうではないんだけど、じゃあドーハがよかったのかというと、それはそれで難しかった気がするんですよ。
勇気もあるし、戦闘能力も高いんだけど、全体を見る視座の高さがまだ足りていないのかなという気がします。
・レオンハルトは毒の後遺症で、一時的な記憶喪失、ドーハのことがわからない
・マーガレットが何者かに毒を盛られ、ドーハが指示したとの証拠が出てきたため、ドーハは独房に入れられる
・バーシャル軍が公爵領に侵入、レオンハルトが出陣し、ドーハもあとを追う

