
かわいそうなのは子供。
30話のあらすじ
子供を死なせるわけにはいかなかったし、ファエルが犯人だとわかった以上、見て見ぬ振りはできなかったというドーハ。レオンハルトは、どれほど心配したかと、自分の気持ちを吐露します。
証拠を押さえ、城に戻るレオンハルトたち。おさまらないのは、第四王子。損害も大きく、ネイト卿と手を組んだことを後悔していましたが、また何か悪いことを思いついたようです。
ドーハは城に戻ると、マーガレットから花火に誘われます。城下で行われる打ち上げ花火に、レオンハルトとダニエルを誘っていこうというのでした。
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30話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
あいつね。まだいましたね。
ドーハがどの部族だ?と聞いているあたり、また良くないことを考えている。
嫌な予感……せっかくドーハとレオンハルトが仲良くなってきたのに、波風立てないでほしい。
もしドーハを傷つけるようなことしたら、レオンハルトがブチ切れると思うよ。
もうやめておいたほうがいいよ、いくら王子でも。

だれか注意してあげなさいよ。人望がないから、誰も教えてくれないんでしょうね。
さて、花火ですが。
ダニエルは来なかった。どうやら体調が悪いらしいのですが、どうでしょう。
レオンハルトは、ダニエルがわざと来なかったように思ってるみたいだけど、どちらかというと、ダニエルはこういう誘いを断らないタイプだと思うんですよね。
だから、来れない理由があるんじゃないかな。
城に戻った後、ドーハが図書館に行くと、そこにダニエルがいました。
ダニエルが花火に行かなかったのは、そこまで恥知らずではないからだと。
マーガレットの心が子供に戻ってしまったのは、先代公爵夫妻の死がきっかけで、自分はそれに関わっているから、行けなかった。

ダニエル、そんな悪い子じゃないのよね。ドーハはちゃんとわかってる。
過去のことを正直に話してほしいというと、ダニエルは重い口を開くのですが……。
ダニエルのお母さんの死の原因を作ったのが、先代公爵なの?
ダニエルママは鉛中毒で亡くなったらしいのですが、その鉛の出どころが先代公爵?
いや、たぶん違うと思う。
これは、兄を亡き者にするための、ネイト卿の策略なんじゃない?
この時代って、政略結婚でしょ。
レオンハルトの両親は愛し合ってたけど、ネイト卿のところはそうじゃなかったんじゃない?
だとすると、兄を攻撃する理由として、自分の妻を利用したってのは、十分考えられるけどな。
かわいそうなのは、ダニエルとレオンハルトよね。
なんの罪もない子供が犠牲になってる。
まだネイト卿の策略と決まったわけではないけど、先代公爵の仕業だったとしても、子供が被害者であることはかわらないですね。
・証拠を押さえて城に戻るレオンハルトとドーハ
・マーガレットがみんなで花火に行こうと誘う
・ダニエルは来なかったが、図書館にいたダニエルをドーハが見つけ、話を聞く
→31話へ続きます。


