
話してあげればよかったんだよ。
14〜15話のあらすじ
レオンハルトの母がさすらいの踊り子だったため、ネイト卿は身の程知らずだと、家族として認めませんでした。その話をダニエルから聞いて、苦しい表情をするドーハ。
思いがけず、レオンハルトの弱点を知ってしまったようで、心苦しかったのです。もっと公爵のことを知りたいなら、別館に行ってみるといいとダニエルに言われ、ドーハは、そこに隠されているという「大事なもの」が気になります。
帳簿を確認してみると、別館の予算だけがあいまいで、様子を見てきたライラによると、誰もいないはずの別館を30名以上の騎士が護衛していることがわかりました。
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14〜15話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
男性が隠したいもの……と聞けば、「女」と想像しますよね。しかも、週に1度はレオンハルトが別館を訪れているらしい。
ストレートな性格のドーハらしく、まずは確認してみようと、本人に直接話します。別館を見たいと。
しかし、何もないと断られてしまったから、疑いは深まりますよね。
ドーハは行動派。黙っておとなしくしているわけがない。
ライラと小芝居を打って、潜入成功。そして別館にいたのは……。
女性。しかし、かなり年配。
その人は、マーガレット・シューミッツと名乗りました。先先代公爵夫人のマーガレット・ヴァン・エスバーデンです。

つまり、レオンハルトのおばあさん!?
しかし、様子がおかしくて。「私は11歳になったばかり」だというのです。
どうやら、子供にかえってしまっているようですね。原因はわからないけど。
この状態を知られたくなくて、別館に住んでいるのかしら。
ドーハが、おばあさまとの会話に気を取られて油断していたため、見つかってしまいます。

そして窓から逃げようとしたときに、ダニエル登場。
ダニエルが助けてくれたのはいいんだけど、別館に行ったことは当然、レオンハルトに耳に入り、激怒されてしまいます。
夜の空気にあたり興奮したせいで、気を失ってしまったのだとか。
絶対安静が必要だったらしいけど、なにかの病気なんですかね。
でも…レオンハルトも冷たくない?ドーハは妻なんだから、おばあさまのことを話してあげてもいいんじゃない?

ちゃんと話してくれていたら、ドーハだってこんな無茶はしなかっただろうに。
おばあさまは、熱が下がらず、絶壁の頂上に自制するクラウデンという薬草が必要なのですが、今は豪雨で外に出られない。
雨が止むまで……とレオンハルトが思っていたら、なんと、ドーハが薬草をとりに行ってしまった。
いくら姫様でも、それはあまりに危険なのではと思いましたが、あっさりとってきたよ。
ドーハ、すごいな。
これ、レオンハルトが本気になるきっかけかな?
普通の貴族令嬢ではないドーハに、最初は振り回されていた感があるけど、ドーハの行動には理由があって、いつも誰かを気遣っていたということに気づいたレオンハルト。
しかも今回は、原因を作ったとはいえ、豪雨の中、自ら薬草をとりに行った。
惚れてまうやろ。
・ドーハは別館に誰が隠されているのか気になり、潜入
・別館にいたのは、レオンハルトのおばあさま
・具合が悪くなってしまったおばあさまのために、豪雨の中、薬草をとりに行くドーハ

