槇くん、髪下ろしてるほうがいい。
3(1)〜4(2)話のあらすじ
槙は公園にいた蓮を見つけましたが、蓮は長時間動けなかったため、失禁してしまっていました。恥ずかしさのあまり、またきつく当たる蓮。
雨も降る中、槙は落ち着いて蓮を家まで連れて行きます。風呂の準備をして、蓮が入浴している間に片付けもしますが、なぜ一人で買い物に行ったのかと蓮に聞きます。今日は訪問日だから言ってくれれば買いにいったのにと。
浴室のドアを隔てて会話する二人。蓮は槇が来ないと思っていたのに来たから驚いていたのでした。そして、ティーカップを探しに行ったのだと嘘をつきます。
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3(1)〜4(2)話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
蓮が髪を伸ばしている理由。人の視線が怖いから。
なんであんなに見てくるのかと言う蓮に、槙は綺麗な人が通ると目で追ってしまうと答えます。
綺麗だと言われてイラついてしまった蓮は、剃刀で髪を切ろうとします。音に驚いた槙は浴室のドアを開け、なんとか蓮を止めました。
嘘じゃない、本当に綺麗だと思ったからそう言ったのだと言って、蓮を抱きしめます。
槇くんは、本当に、本気で蓮のことを心配していましたね。
綺麗だと言ったのも、本心だと思います。
翌日、再び蓮を訪問した槇くんは、髪を切ってくれと頼まれました。
綺麗な髪だからもったいないなと思いながら切っていきます。そして、昨日のことについても謝りました。
いままでだったら、ここでまた蓮は癇癪を起こしていたかもしれないですが、槇くんとは普通に会話ができています。
そこで槇くん、僕は週末休みなので、二人で一緒に出かけませんか?と誘います。割ってしまったティーカップを一緒に買いに行こうと。
蓮は、どうして槇くんがこんなふうに接してくるのかわからないと思いつつ、週末に出かけることを了承します。
短い髪もすごくいいとか、蓮が出かけると言ったらめっちゃ喜ぶとか、「蓮大好き」オーラが出まくりの槇くん。
なぜこんなに嬉しそうなのか、私も知りたい。
おでかけ当日、ソワソワしている蓮の元に、編集部の水野から次回作のカバーの色校正が届きます。ちょうどそのタイミングで水野から電話が入り、スピーカーにして話していると、いつのまにか槇くんが入ってきていました。
「鳴瀬先生!」って呼ばれてましたから、完全にバレてますね。
というか、髪を下ろしている槇くんが超絶かっこいいのだが。
二人でティーカップを探しているのも、微笑ましい。
あれだけヘルパーにきつくあたっていた蓮が、随分とおだやかになっています。これは槇くんパワーか。
同じものがなかったので、お前はどれがいいと思う?と槇くんに聞き、これが木崎さんぽいと槇くんが選んだティーカップを2つ買います。
でも払ったのは槇くん。ティーカップが壊れたのはお前たちのせいじゃないからいいと蓮は遠慮したのですが、少し遅い誕生日プレゼントだと言って、槇くんが出しました。
年齢聞いて、びっくり。童顔に見える蓮は32歳、むしろ26歳の槇くんのほうが上に見えるかも。
槇くんの好意は素直に受け入れられることを、蓮自身も驚いていました。
たぶん、ヘルパーとしてではなく、槇くん個人が蓮に好意を持っているからではないでしょうか。
他の利用者とも出かけるのか?と聞かれて、出かけないと言った槇くん。木崎さんと出かけたかったのだと。
なぜここまで好意を持って接するのかはわかりませんが、心から蓮を心配し、障害者だと同情することもなく接しているから、蓮も素直に受け止められるのではないかと思います。
・公園で立ち往生していた蓮を槇が助けに来る
・自暴自棄になって浴室で髪を切ろうと剃刀を振り回す蓮を抱きしめて止める槇
・ティーカップを探しに、二人で外出することになった
→5話へ続きます。
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