
バスティアンの本気度が増していく。
14〜15話のあらすじ
バスティアンは、今回もドレスが似合っているとオデットに嫌味を言いつつ、人前では仲睦まじい婚約者の演技をするふたり。その後、二人はいったん別れ、オデットはパウダールームへ向かいます。
バスティアンはサンドリンに目で呼ばれたので、話をしに行きました。サンドリンは離婚調停中とはいえ、いまだ伯爵夫人。バスティアンとすぐに結婚することはできません。
しかし、夫が男色家だったという理由から、堂々と離婚に持ち込めたのはラッキーだと思っていました。時間がかかっても必ずバスティアンを手に入れると心に誓い、約束を守れとバスティアンに迫ります。
→「バスティアン」のつづきはebookjapanで!
※タイマー無料でお得に読める!PayPayも使えます。
14〜15話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
伯爵夫人。まだ「人妻」ですよ。それなのに、「夜を私にくださらない?」って……。
しかもそれを、オデットが聞いていました。
自分がいなければ、サンドリンが離婚したらバスティアンと結婚する予定だったことを知り、夜をくれと迫っているのを聞き、私とは関係ないと思いつつ、傷ついた顔をしているオデット。
これは、利用されていることに対して傷ついているのか、それともバスティアンのことが好きになりかけていて傷ついているのか。どちらでしょう。

いまのところ、バスティアンに惚れる要素はひとつもないのだけど、女心はわからんですからね。
サンドリンに夜をくれと言われたバスティアン、なんと断りましたよ。
断った場面は、オデット、聞いてなかったんですけどね……二人が結婚を約束した仲だと勘違いしたまま、立ち去ってしまった。
サンドリンは、出てきた時はオデットに敵意剥き出しだから、何コイツと思っていたのですが、だんだんかわいそうになってきました。
好きでもない男と政略結婚させられ、その夫はゲイで、好きな男は手に入らない。自分から誘ってみたら、あっさり断られる。そして、たとえバスティアンと結婚できたとしても、愛は手に入らない。
貴族令嬢の宿命でしょうか。
さて、いよいよ試合が始まります。式典前に、女性が心のこもったものを男性に預けるという儀式があるのですが、オデットはそんなものを持っていない。
そこでバスティアンは、オデットが髪につけていたピンクのリボンをもらうことにしました。マレット(ポロで使うスティック)に結びつけて、競技に参加します。
競技では大活躍!満足そうな顔で観客席を見ると、オデットがこっちをみてない!!

バスティアン、ちょっとショックを受けてる?
俺がんばったのに!って。かわいいというべきか、なんというべきか。これは、かなり惚れているとみた。
もっと応援して欲しかったんだな。ピンクのリボンつけてがんばったから。
その大事なリボン。バスティアンがいない間にサンドリンがとって、泥の水たまりに捨てた……少しでも同情した私がバカだったよ。
いやな女だなー。
あーあ。これでもう、バスティアンは手に入らないと思うぞ。きっとバレるから。
・サンドリンはバスティアンに迫る、それを聞いていたオデットは少しショックを受けている
・ポロ大会でがんばって勝ったのに、オデットの対応が微妙で少し寂しいバスティアン
・バスティアンがスティックにつけていたオデットのリボンを水たまりに捨てるサンドリン

