愛だねえ。
36〜37話のあらすじ
北国では、例年通り、武芸大会が行われました。予安は河清を伴って見にいきます。
予安は李無定に話があったので、河清に待っていてとその場を少し離れるのですが……
河清に気づいた梟亜(きょうあ)という兵士が、難癖をつけてきます。梟亜は河清を北国に連行する際、河清の腕を負った兵士でした。兄を南燕国との戦争で失っていたため、河清を目の敵にしていたのです。
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まあ、梟亜という人の気持ちも分からんでもない。戦争で兄を失って、その敵国の人間が目の前にいる。難癖のひとつもつけたくなるでしょう。
陛下の大事な護衛官だと言われても、陛下は敵国の人間を大事にするのか?と反発したくなる気持ちもわかる。
倒されて、蹴られても、ぐっとこらえる河清。ここで自分が反撃すれば、予安の立場が悪くなるからと我慢します。
愛だね、愛。
一国の王子だった人が、一兵士に足蹴にされても、予安のことを思って我慢するって。
しかし、このトラブルで土埃だらけになってしまったので、何かされたことはすぐに予安にバレてしまいました。
それでも河清はチクろうとはしなかったのですが、李無定が梟亜がやったと予安に教えました。
その名前を聞いて、聞き覚えがあると思った予安でしたが、すぐには思い出せなくて。
その顔を見て、河清を北国に連行する途中に酷い目に合わせていたやつだと思い出しました。
すると予安は、梟亜に手合わせを願い出るのです。
これも、愛だね……
河清のとはちょっと違うけれど、大事な河清に暴力を振るったことが許せなかったんですね、予安は。
小説の中の予安は体が弱かったですが、転生した予安は前世でテコンドーを習っていたので、簡単に梟亜を倒してしまいました。
そのときの、河清の表情がいい!
馬鹿がって思いながら、めっちゃ嬉しそうな顔してる。
予安が自分のために戦ってくれたことが嬉しかったのでしょう。
河清、かわいいなー。
この二人の幸せな時間がいつまでも続いてほしいけど……そうはいかないでしょうね。
・例年通り、武芸大会が開かれる
・河清は梟亜という兵士に恨みをぶつけられる
・河清が暴力を振るわれたことを知り、梟亜と対戦する予安
→38話へ続きます。
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