リエターはこれからどう生きていくのかな。
3〜4話のあらすじ
キリアン一行は、無事にアクシアスにつきました。東の別邸では、キリアンがかなりの高値で女性を引き取ってきたという話題で持ちきりでした。
リエターには内城の治安の良い場所に家が与えられました。家を見て、こんなのは贅沢すぎると恐縮するリエターでしたが、執事は大公の命令だからこれ以上小さくはできないといいます。
支援金まで出そうとする執事に、大公は私を自分のものにはしなかった、だからこのお金は受け取れないと断りますが…
→「赤い瞳の廃皇子」のつづきはebookjapanで!※タイマー無料でお得に読める!PayPayも使えます
3〜4話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
キリアンはよく人を拾ってくるらしい。リエターのことも、最初からそんなつもりで連れてきたわけではなさそう。
家を世話して、普通に暮らしていけるお金まで渡してくれる。そういう領主なんですね、キリアンは。
噂では恐ろしい廃皇子となっていますが、そうではなさそうです。
リエターは、自分が大公と一夜を過ごした女だから執事が親切にしてくれてると思っていますが、執事は殿下のお客様にふさわしい礼を尽くしているだけだからといいます。
アクシアスは寒さが厳しく、魔獣も多いため、人が住めない場所でしたが、皇室から追放されたキリアンが城を奪還してからは、わずか10年で素晴らしい発展を遂げていました。
街にも活気があり、リエターもそこで生きていくことを決めます。
キリアンに会いにきて、祈祷をしておいたという首飾りを渡しました。リエターは祈祷能力者でした。
祈祷は最も基礎的な魔法で、病気や呪いを阻止し、幸運を呼び起こすのだそうです。
疫病が広がっているこの時期に、祈祷能力者を自分の領地に連れてくるなんて、俺はなかなか有能な領主だなと悦に入っているキリアン。ちょっとかわいかったりする。
・リエターは夜の相手をさせられると思っていたのにそうではなかった
・家までもらい、恐縮する
・リエターは祈祷術師だった
→5話へ続きます。