「赤い瞳の廃皇子」195話・最後の冬(14)

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これって、味方なの?敵なの?

195話のあらすじ

ラジオネル枢機卿に対して、嫌悪感をあらわにするリエター。どのような理由があろうと、人を実験に使ったことは許せないし、母を引き合いに出すことも我慢なりませんでした。

しかし、皇妃が数百人の命を捧げて、火魔エクシタウスと契約した今、皇妃は立ち向かうべき共通の敵だという枢機卿。

自分は皇妃の危険性を察して、彼女を食い止めるために近くにいたのだというのでした。

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195話の感想(ネタバレ含む)&次回考察

皇妃を食い止めるため、皇妃の信頼を得る必要があるから、ある程度は言うことを聞いてやっていたというのですが、どこまでが本当なんだろうか。

皇妃がやばいのは間違いないし、枢機卿がリエターを守りたいというのもほんとっぽいなとは思ったのだけれど、少し方向性が違うみたい。

枢機卿はリエターを解放、元の場所に戻しましたが、彼はペルディアンを操って何かしようとしてた?何かしてた?

「大業を成すためには手段を選んではいけない」という台詞からも、自分が何かをしようとしていて、そのためにリエターが必要、そして皇妃はじゃま、ってことではないかと思います。

で、ペルディアンは枢機卿に捕まっていて、重要な仕事を台無しにしたって怒られているのです。

私を騙した、何かを隠している?と聞かれているので、リエターを守るためにペルディアンが何かしたってことなのかしら。

そして結局は、リエターのことを「あの女」呼ばわりしていることから、単にリエターの力が欲しいだけってことなんだなと。

はー、一瞬、枢機卿は味方なの?なんて思ってしまったが……やはり違ったか。

でも、部下?との会話の中に出てくる「あの方」って誰?女神って?

今回は???が多くなる回でした。

これはたぶん今後の伏線で、話が進んでいくと、あー、これだったのか!ってなりそうな気がする。

今回のストーリーのまとめ

・枢機卿は自分は皇妃の味方ではないという

・リエターは、母親を利用されたと不快感をあらわにする

・ペルディアンは枢機卿にとらわれていた

→196話へ続きます。

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