「赤い瞳の廃皇子」167話・切れないものたち(9)

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心安らぐひととき。久しぶりの腕枕。

167話のあらすじ

怖いし、傷つきたくない、逃げたいという思い以上に、キリアンへの愛の大きさを自覚し、アクシアスにとどまることを決めたリエター。

リエターの母は自分を受け入れてくれるだろうかというキリアンに、リエターは、それはわからないけれど、私は私を許したといいます。

これから私のせいでなにかあっても…というリエターに、永遠に愛し続けるというキリアンでした。

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167話の感想(ネタバレ含む)&次回考察

キリアンの表情がいい。

確信に満ちた目で伝える「愛してる」は、リエターの心をしっかりと包み込んでくれたでしょう。

その言葉に、私の答えがみすぼらしくなったじゃないですか、というリエター。キリアンが、挽回の機会をやるといいますが、リエターはあふれる想いをどう伝えたら良いのかわかりません。

涙ぐんでいるリエターを、「伝わった」と言いながらぎゅっと抱きしめるキリアン。

管理人
管理人

ここ、すごくいいシーン。

ちょっと微笑んでいるキリアンが、すごく幸せそう。

腕枕して。リエターを抱きしめて。

この瞬間をどれほど待ち望んでいたのでしょう。

よかった、本当によかった!

翌朝、ふたりはアクシアス城に戻ります。

リエターは、アクシアスから悪魔を一掃するために自分が役立つはずだと言いますが、キリアンはリエターを利用したくないといいます。

しかし、アクシアスは私があなたを利用するのだ、私が生きていくところだから悪魔の好きにはさせたくないと。

管理人
管理人

モルビドゥスも?

アクシアスの人々に会ったとき、リエターは何をどうするかは考えていませんでしたが、人々は普通に接してくれました。

何もなかったかのように自分を受け入れてくれたアクシアス。リエターの顔はとてもスッキリしています。

迷いも何もかも吹っ切れたみたいですね。

リエターが、自分自身を許すことができたから、これからはキリアンと一緒に歩んでいけるでしょう。

今回のストーリーのまとめ

・リエターは自分自身を許すことができたから、アクシアスにとどまることにした

・何があっても愛し続けると伝えるキリアン

・二人でアクシアスに戻る

168話へ続きます。

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