「赤い瞳の廃皇子」165話・切れないものたち(7)

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キリアンの目に光が戻ってきた。これからは幸せな方向に向かうのだと信じたい。

165話のあらすじ

あなたの正義は私の正義です。騎士の誓いで騎士が述べる最初の文句を口にしたのは、リエターではなくキリアンでした。これでキリアンは、リエターの騎士となりました。

キリアンは、リエターが自分の意志で呼んでくれるまで待ってると言います。永遠に待っていると。

するとリエターは、1週間だけ時間が欲しいと言い、龍の渓谷へと旅立ちます。

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165話の感想(ネタバレ含む)&次回考察

マンガというか、大河小説のような世界観。

これまでの怒涛の展開は、1年の間に起きたことだったんですね。

全てのことから逃げたかった、つらい決断をしたくなかったリエターを、自分の力で立てるようにしてくれたのはキリアンでした。

今回も、後悔するかもしれない決断をする前に、龍の渓谷にいる友達に会いに行こうと思って、一時的にキリアンの元を離れます。そのことを、モルビドゥスに伝えにいきました。

子供がいたことや様々なことがあって封印が解けたことなど。そして、自分も予知能力を得て、母が死ぬ前に自分の選択(キリアンを好きになったこと)を見ていたかもしれないと思うと、罪悪感を覚えたというリエター。

そうかなあ。お母さんはリエターがどんな選択をしたとしてもリエターの意思を尊重したと思うし、ずっと大切に思っていたはず。

モルビドゥスも、自分が同じ立場ならどう思う?と聞きます。

そうだよ、母親なら子供が幸せでいればそれでいいと思うはず。それがどんな選択だったとしても。

リエターが皇帝の息子であるキリアンを好きになったとしても、それを残念に思うことなんてなかっただろうと思います。リエターの幸せだけを願っているはずだから。

モルビドゥスの言葉ではっと何かに気づいたリエター。

これで、キリアンとの明るい未来が待っていると信じたい。龍の渓谷に何をしに行くのかわからないけど、ここからいい方向に転じると思いたいです。

今回のストーリーのまとめ

・キリアンはリエターに騎士の誓いをする

・リエターはモルビドゥスに、龍の渓谷にいる友達に会いに行くという

・モルビドゥスはリエターがベアトリーチェと同じ立場ならどう思うか?と聞く

166話へ続きます。

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