「赤い瞳の廃皇子」157話・北方の冬(2)

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ちょっと今回難しい。

157話のあらすじ

リエターは、あの日、雨を降らせたことで疫病が伝播してしまったが、助かった人の方が多かったことをペルディアンに感謝して、祈祷します。

ペルディアンの中に水魔の力はあっても本体はいない状態。だから完全に制御はできておらず、時折ペルディアンの意に反する行動をするようです。

そのことを踏まえ、リエターはペルディアンを助けたいとキリアンに話すのでした。

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157話の感想(ネタバレ含む)&次回考察

こんな切ない回って、あるか。

ペルディアンの中にいる水魔は、エユラティオに服属していた悪魔で性格も悪いのだそうです。

そんな悪魔は他では役に立たないし、ペルディアンを助けることなら静かにできそうだからとリエターはいうのですが、唯一リエターが「2度と会いたくない」と言った相手なので、キリアンはとても心配します。

リエター、まだ目が死んでるもの、キリアンだって心配でしょう。

でも急に、笑顔を作るんだ。

カサリウスのことでペルディアンを恨んだりしないし、あなたのこともそうだと。

ベアトリーチェ王女(リエターの母)を処刑したのは皇帝の弟であって、キリアンは関係ないですからね。

リエターだって頭ではわかっていると思います。

重要なのは今だと笑うのですが、すごく無理していると思う。心に蓋をして、辛かったことをなかったことにする、そんなとき人はこんな表情をするのだと思う。

管理人
管理人

作画の先生、すごいな。

飲めないくせに一緒にお酒を飲もうとキリアンにいうリエターは、自分の感情に蓋をしてなんとか前に進もうと思っていたのでしょうね。それは難しいとわかっていながら。

時間があれば、そして周りが静かに、この二人をそっとしておいてくれればそれもできたかもしれないけど。

「それが最後の夜だった」

こんな文章がきたら、次を読みたくなくなるじゃないか!!!

もう、どうして放っておいてくれないの!

王女が火刑になったのに、その娘はその息子の女になった、王女は地獄で痛恨の涙を流すだろうという手紙が、血の涙を流している王女の肖像画とともに送られてきました。

教団がリエターの存在を疎ましく思っていたから。

教団てなんだっけ?と思ってしまいましたが、司祭がいるとこですね。リエターは司祭ではないので、教団としてはリエターが疎ましくて、潰そうとしているみたい。

こんな人たちの言うことを間に受ける必要はないことも、頭ではわかっていても気持ちをコントロールすることはできなかった。

とうとうリエターの心が壊れてしまった。

私たち終わりにしましょうとキリアンに告げるリエター。

管理人
管理人

本心じゃないよ、キリアン!リエターの本心じゃない!

つまらない奴らの悪意に押しつぶされてるだけ!

現実の世の中でもあることですね。私利私欲、自分の欲望を満たすためだけに他人を傷つける人間はどこにでもいる。

でもそれに負けてしまうのは善人なんだよなー。いい人がいつも割を食う。

ああ、そんな言葉聞きたくない。

リエターの本心ではないから、こんな時こそキリアンに支えてほしい。

二人の幸せを心から祈っています。

今回のストーリーのまとめ

・ペルディアンの中にいるのは水魔の力、ペルディアンに祈祷をするリエター

・重要なのは今だと前を向こうとする

・リエターは教団の悪意に押しつぶされてキリアンにもう終わりにしようと告げる

158話へ続きます。

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