「赤い瞳の廃皇子」外伝(8)・彼が聞いてくれなかった唯一のこと(3)

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最終回!

外伝(8)のあらすじ

キリアンは、実子でない子を後継者にした事例があるかどうか、調べていました。キリアンがなぜ子供を欲しがらないのか。アデルをアクシアス唯一の公女にしたいのか、それとも二人目ができたらアデルが寂しがると思っているのか。

もし、アデルのことを思って二人目を望まないなら、申し訳ない気持ちになってしまうというリエター。すると、アデルのためではなく、俺のためだというキリアン。

リエター本来の笑顔を取り戻させてくれたアデル、リエターに似ているアデルは愛せるが、他の子は愛せる自信がないというのでした。

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外伝(8)の感想(ネタバレ含む)&次回考察

キリアンは幼少期が複雑ですからね。お母さんもあんなことになり、骨肉の争いを繰り広げてきたからかな……と思ったけど、そんな単純な話じゃなくて。

これはリエターに対する、愛の深さから、子供はいらないと言っているんだな。

もし出産でリエターが命を落としたら。

管理人
管理人

キリアンのお父さんは、お母さんの遺体を保存して、生き返らせようとしましたからね。

自分もそうなる自信がある。

子供とリエターを天秤にかけたら、当然リエターをとる。

だから、子供はいらないと。

でもリエターは、そんな辛い記憶を慰め、幸せに老いていく未来を想像させたいといいます。

確かにこの時代、医療が発達していない中での出産は、今よりも命懸けですからね。

管理人
管理人

キリアンの気持ちもわかる気がする。

それだけ、リエターを深く愛しているのよね。絶対に、失いたくないから。

キリアンの愛の深さに、ただただ敬服する。

それでも、リエターは説得を続け……これはどのくらいの時間が経ったのかな。

リエター、無事に男の子を出産!

管理人
管理人

アデル、よかったね!希望通り、弟が生まれて。

男の子が生まれたということは、リエターがエユラティオの鎖を断ち切ったってことにもなる。これでほんとに、みんな安心して暮らしていけます。

ハッピーエンド!

最後に少しだけ出てきた、龍の渓谷のシーン。外伝(6)の冒頭で、マラディエラが龍の渓谷を訪ねたシーンが出てきましたが、あいつのことを確かめに行ったんですね。

ラジオネル枢機卿ですよ。亜空間に逃げ込んだでしょ、戦いの最後で。

そのあと、龍の墓に潜り込んでいったから、ルーディン様が扉を閉めたんだそうです。つまり、閉じ込められていて、もう出てこないってこと。

最後にルーディン様が出てきてくれたのも嬉しかった。

200話を超える大作でしたけど、大河ドラマのような濃密な内容で、飽きることなく最後まで読み続けられました。

セリフが少ない回も多く、絵で見せるというか、詩的な作品でした。もう一度、最初から読み直したいと思います。

今回のストーリーのまとめ

・キリアンは子供よりリエターが大事だから、2人目はほしくない

・リエターはキリアンをもっと幸せにしたい

・アデルに弟が生まれる

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