まあ、自業自得ってことで。
190話のあらすじ
東大帝国では、裁判の後、結婚式を挙げたその場所で、ラスタが皇后廃位を告げられていました。
西の塔へラスタを連れて行くのはアルティナ。近衛騎士隊副団長であり、前皇后の護衛です。アルティナは、ナビエが屈辱を味わう姿を見ていることができなかったあの離婚裁判の日から、ずっとこの日を待ち侘びていました。
西の塔に幽閉されれば、死ぬまで暗い独房で過ごすことになります。ラスタは、上り詰めたら裏切られないと思っていたのに、なぜみんなが自分を裏切ったのかわかりませんでした。
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190話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
一生、暗い独房で過ごすって、ある意味、死ぬより辛いかもしれないですね……ラスタはまだ若いし。
普通は、途中でおかしくなってしまうそうです。
ラスタは、出してくれと泣き叫びますが、当然出してもらえるはずもなく。
途中で、誰かが独房の中に、一粒の薬を投げ入れます。おそらくは、毒薬。
そのときは、何がなんでも耐えてやる、何年でも生き抜いてやるとまだ元気のあったラスタですが、だんだん幻覚を見るようになります。
この幻覚の数を見ると、ラスタが犯してきた罪の多さがわかるというもので。
普通に、出産を待っておとなしく過ごしていればこんなことにはならなかったのに。
変な欲を出したことで、自分の首を絞めてしまいましたね。
死の直前に頭を巡るのは、子供やソビエシュ、そしてナビエ様。
思うに、ソビエシュへの愛よりも、ナビエ様への憧れの方が本当は強かったのではないかしら。
こんな幻想の中でも、ナビエ様を「お姉様」と呼んでいるのはキモいし、こいつがナビエ様にしたことは許せないけど、肖像画を見て、本当に好きだったんだろうなとは思う。
ほんとにバカだな。おとなしくしていれば。
バカだなと思うのは、最後の最後まで、自分のことしか考えていなかったこと。罪を償うことは頭になかったんだなと。
ラスタらしい、最期でした。
今週は東の話だけだったので、次週はナビエ様の無事な姿が見たいです。
・ラスタは皇后を廃位され、西の塔に幽閉される
・だんだん幻覚を見始める
・差し入れされた毒薬を飲んでその人生の幕を閉じた
→191話へ続きます。
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