フランツが少しずつ心を開いてる気がする。
11〜12話のあらすじ
フランツが心配で駆けつけたユディットは、ベルジ公爵からことの顛末を聞きました。数日に一度、伯爵以上の貴族を呼んで行われる会議の席で、王妃がフランツを同席させ、王太子の資質がないと非難したのです。
参加している貴族のほとんどは王妃の勢力であるため、それを止める人間はいませんでした。
怒りを抑えられないフランツでしたが、ユディットの説得で気持ちを鎮めます。
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11〜12話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
ユディットも、母国では辛い思いをしてきましたから、居場所がなく、虐げられているフランツの気持ちがよくわかるんですよね。
母は早く亡くなってしまい、自分には関心のない父。そして、常にユディットを罵る兄。こんなところにいたから、前世では心が壊れかけていたんですね。
同情などではなく、フランツを信じて寄り添おうとするユディットに、フランツも心を動かされているようです。
まだ人を信じるのは難しいかもしれないけれど、ユディットの存在が少しでもフランツの心の支えになってくれたら嬉しいと思います。
フランツはきっと、優しくて賢い人です。
王にふさわしい人だと思うので、まずは今病みかけている心を立て直すところからですね。
さて、ユディットは王妃から王家の家系図を覚えるようにと命じられました。ヘレンが覚えたかと聞いてきたのですが、前世の記憶があるので、しっかりと覚えています。
覚えたと答えると、昨日渡したばかりで覚えているはずがないと思ったヘレンは、ユディットが嘘をついていると決めつけます。
この女、いくら王妃の侍女だからといって、態度がデカすぎ。
でも、今世は負けない。ユディットは強気に出ます。
うん、負けないでほしい。王妃は権力を持っているから気をつけないといけないけれど、侍女にまで馬鹿にされる覚えはない。
すると、そこへチェラアンが訪ねてきました。
チェラアンにとっては初対面ですが、ユディットにとっては「再会」。今世こそは恩返しをしなくてはと気持ちを新たにするユディットでした。
王子妃に侍女がいないことに驚いているチェラアンでしたが、これからは頻繁に遊びに来てくれることになりました。
手始めに、4日後、一緒に乗馬をすることになり、チェラアンが教えてくれるというので、ユディットも嬉しそう。
今世では、二人とも幸せになってほしい。
チェラアンはまだ何も知らないから、ここはユディットが頑張らねば、ですね。
十分、がんばってるけどね。
ただ、今のところフランツもユディットも、王妃に対抗する手段をほとんど持っていないので、心配です。
・フランツが王妃への怒りを爆発させていて、ユディットは心配で駆けつける
・ユディットの説得でフランツは落ち着きを取り戻す
・チェラアンがユディットに会いにくる
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