チェラアン、いい子やなあ。
9〜10話のあらすじ
結婚式が延期になったことについて、フランツの母方の叔父、ベルジ公爵は納得がいかず腹を立てています。
国王は、前王妃が亡くなってから病にかかり、今は植物状態ですが、時折意識を取り戻します。ベルジ公爵は、その時を狙って、結婚式について話してみるといいます。
そして、誰も頼れる人のいない王子妃を慰めるようにと、フランツを諭すのでした。
一方のユディットは、王妃の命令で貴族に配るハンカチに刺繍を入れていました。
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9〜10話の感想(ネタバレ含む)&次回考察
前世では、質素ながらも一応行われた結婚式。今世で亡くなってしまったということは、前回、王妃の前でフランツが王太子ではないのかと聞いたことが、よほど気に障ったのでしょう。
ユディットは、大陸でアカデミーが設立されるという情報を手に入れたので、1日も早くフランツを王妃から引き離したいと思っていましたが、今は無理でしょうね。
今は復讐どころか、なんの権限もなくて、結婚式さえ挙げてもらえない状態ですから。
とりあえず、ユディットが今できることとして、エベルタ侯爵家へ手紙を送りました。
前世で親友だった、チェラアンを呼ぶためです。
侯爵としては頭が痛い問題。
いくら王子妃に呼ばれたからといって、王妃の怒りを買っている王子妃に娘を会いに行かせたら、何が起こるかわからないから、今回は断ろうとしていました。
この人は、王妃側の人間ではないようですし、王妃の味方をする気もないようですが、娘のために無用なトラブルは避けたいのだと思います。
で、このチェラアン!!
すごく元気で、素敵なお嬢さんです。
スカートは履いているけど、腰に剣を刺していて。
お父さんが、娘が病気だと嘘をついてまで断ろうとしていたことを知り、自ら会いに行こうとします。
すごく性格良さそうなので、ユディットと仲良くしてくれたら嬉しいけど、王妃に目をつけられたどうしましょう。お父さんと同じで、それが心配です。
前世では、訳のわからん罪で処刑されてしまっていましたよね。
今世では無事に生き残れるのでしょうか。心配。
さて、ユディットが庭で刺繍をしていると、ガラスの割れる音が聞こえてきました。どうやら、フランツが何かを投げてガラスを割ったようです。
心配して様子を見に行くユディットでしたが、フランツからは出て行けと言われてしまいます。
ここへきて時間もたっていませんから、信頼関係を気付くのは難しいですね。
フランツはまだ正気を保っているものの、王妃にいびられて心はかなり壊れかけていますからね。
ユディットが支えてあげられると良いのですが。
・結婚式が延期になり、腹を立てるベルジ公爵
・王子妃から招待されたことを知り、会いに行こうとするチェラアン
・フランツは怒りを爆発させて物を投げ、ガラスを割っている
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